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ちょいと脊髄反射的に応答しますが……。

 わたしらノンフィクションライターやジャーナリストという職業人にとっては、ある種の「負のオーラ」というものは、最初にまとってしまう、ほとんど必然的な一歩というところがあります。それはそうでしょう。人間のよろしくないところを見て回るわけですから。まあ、そんなに明るい人らじゃありません。

 刑事さんもそうです。ほとんど死人の目をした人もいます。

 世の中のある事象について、ほとんど全てを疑って掛かることができる人らが、この業界では優秀ということになりますし、その中からひと握りの成功者が生まれます。いわゆる「明るい」人もいますが、わたしが接する限り、やっぱり暗い人が多いですね。

 わたしが専門とする領域は、それはそれは暗い世界ですから、さらに嵩じてしまうところがあるのやもしれません。でも、その中ではだいぶ楽天的というか、おっちょこちょいのところがあると自覚してはいますが。だから、実はわたし、この種の職業人のこと、あんまり好きじゃなかったりします。もちろん敬意は持ちますが。

 人の修羅を生きている人でも、それでもなお明るくふるまえる人たちも、いることはいます。その人らに関しては、後述します。

 それはともかく、一連のZAKの体たらくぶりをつぶさに眺めていて、「うん、いいよいいよ! いけるいける! ヤッホイ!」なんて言ってる物書きがいたら、その人は完全に適正ゼロです。ZAK自身も公式に謝っていますが、改善すべきところは改善すべきなのが、興行に携わるその道のプロたちの本道でしょう。そして、これがJYJの困難の一部を表しているということです。

 わたしの生ぬるい楽天性への批判として、30年以上の長きに渡って編集者の道を歩いている方に言われたことがあります。

「物書きとは、例え全ての人間が『正しい』と言ったことでも、『違う』と言い続けることができる人間のことだ。そんなに人間が善のわけがないだろう。人間を疑い続けることができ、さらに発言し続けることができる人間が、本当の意味での物書きだ」

 これには打ちのめされました。全体主義国家には物書きなんて存在しませんし、存在できません。物書きが存在する国家とは、すなわち民主主義国家なのです。

 わたしはこの意味での物書きを尊敬するが故に、自分はだいぶ卑下して「虚業」という言葉をブログ名に使いました。たかが虚業の物書きです。

 で、このほとんど必然的に「負のオーラ」をまとった物書きを、例えどんな悲惨な状況に置かれていたとしても、感動させ、興奮させ、悦びの渦の中に叩き込んでくれるのが、真の意味でのアーティスト、エンターテイナーと呼ばれる人たちです。

 虚業の物書きのわたしは、基本的に人というものを信じませんが、舞台の上に立つスターたちのことは結構信じます。「負のオーラ」をまとってしまったわたしを、ほん少しでも気持ちよくさせてくれる。そんなスターたちがわたしは好きです。

 それがほんの一瞬のことだったとしても。

 スターと呼ばれ得る稀有な人たちとは、自分自身がどんなに苦難極まる人の修羅を生きていようが、しかしそうであるからこそ、多くの他人様を感動させてしまう力を持ちます。人の修羅を見て負のオーラをまとってしまうわたしら一般人とは違う、凄まじさ、凄みを持つ人たちがいます。それが「本物のスター」なのです。

 スターとは、全てを圧倒します。スターの意味とは、そこに尽きます。

 わたしはただ、そんな最高のアーティストであり、エンターテイナーであるはずのJYJのライブに行って、彼らの事や、彼らに熱狂する人たちのことを書いて記すだけです。

「虚文」とは恐れ入ります。さすがのわたしも、少し怒りました。そして傷つきました。

 このような激烈で攻撃的な文を人様に対して書く時は、やはり、腹をくくってご自身のお名前を出した方がよいとは思います。こそこそ隠れて書く類の代物じゃありません。

 そういった覚悟の無い言葉の、長い間の不毛な応酬が、事態をここまで複雑にしてしまったことに、まだ気がつかないんですか。分別のある大人のやることではありません。

 こちらは名前を出してます。「虚文」とやらを書けば、一発で訴えられます。そんな甘い連中じゃないのは先刻承知です。 

 JYJの置かれた今の状況は、かなり大変なものだとわたしは認識しています。そのことをわたしなんぞより深く認識されているJYJファンの方々の焦燥も、それなりに理解しておるつもりです。

 そんな人の脊髄反射に対し脊髄反射で答えてしまうのは、わたしの良くないところですが、いちおうは反論しておきます。

 言葉は時に、物理的な暴力よりも強力なものとなりますから。「強要」「脅迫」「恐喝」……。いわゆるヤクザやマフィアが使う暴力の大半は、実は言葉によるものです。そして彼らは、懲役に行く覚悟を持って、その言葉の暴力を駆使します。

 ひとかどの親分さんともなれば、とても言葉を大事にします。悪人としか言いようがないですが、そんな覚悟を持つ言葉を使う「悪い」ヤクザやマフィアの方々からも学ぶことはあったりします。

 わたしら物書きが覚悟することの一つは、裁判という金や労力のかかる面倒な事態を例え招来したとしても、絶対に負けない言葉にすることです。

 お気楽日記のつもりで始めたブログに、こんなことを書かねばならぬハメになりました。一銭にもならぬのに。わたしはいちおう「商業ライター」なのですが。

 改めて、恐るべし、東方神起とJYJです。

 自戒を込めて書きますね。本当にさまざまなことを教えていただいております。「読者」さんの言葉は受け止めたく思います。
 

■追記 少し「誘導」とやらにハマってしまったのかもしれませんね……。すみません。落ち着きます。


 
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JYJ日本公演のチケット、無事ゲット! 

 普通に一般発売抽選枠で取れてしまった。S席。取れなかった場合にも備えていただけに、また、あれだけ引き延ばされて、なんか拍子抜けでさえある。

 周囲の人間も、ほとんど皆取れていた。二人席なので「誰か一緒に行ってくれない?」というメールがジャンジャン送られてくる、というファンの声も聞いた。

 システム障害か何か知らないが、これでは、様々な「憶測」が立ったとしても、ZAKは何も言い訳できないだろう。ただ単に、数万人規模のコンサートを仕切る能力が無いだけのような気もするが。

 現場の混乱は極致となっているだろう。まだ会場も「予定」のまま。JYJファンの多くもそうだろうが、本当に開催されるのどうか、心配になってくる。

 でも、公演自体はやはりワクワクする。こんな状況下になってでさえも、彼ら三人は、どんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。

 さまざまなことがあった。数十万人もの日本人が固唾をのんで見守っている、しかし、その他のほとんどの日本人は何の関心もないこの異常事態。

 その事態の中間地点なのか、それとも頂点なのかどうかは分からない。ただ、何かしら小さくないものが見えてくるだろうと思っている。

 ユチョンペンであり、現在ニックンとキュヒョンに浮気中で、だんだんそっちが本気になりつつあるようなないような協力者X女史が、わたしに言った言葉。

「JYJは焦げちゃったのですね」。

 ふ~む、とつい唸ってしまった、彼女の言葉。焼け焦げても、まだまだくすぶる炎の中に突入していくペンたちの、その一途な純粋さと共に、JYJの三人の甘い歌声とロック魂をしっかりと自分の目に焼き付けてきたい。

 とにかく、とても楽しみだ。


ん? 「紳助の引退以降、突然売れ始めた本って?」って?



 わたしの知らないところで、こんな記事が出てた。下記全文引用。


「島田紳助の引退騒動は、テレビなどに大きな影響を与えている。そんななか、突然売れ始めた本があると耳にした。

 電子書籍『ヤクザ的な人々に学ぶ負け知らずのススメ』(小野登志郎/太田出版=写真)だ。

 内容は、組織暴力団の構成員だけでなくその周辺の人間も含む、一般市民社会の法や規範から外れた人生を送っている人間たちのしたたかさや、根性論ではない危機の乗り越え術を学ぶというもの。
 
 あまりにタイムリーな話題のようだが、実はこれ、書籍が刊行されたのは2007年。思いがけないタイミングとなったわけだが、そもそもの書籍刊行当時の狙いや売れ行きはどうだったのだろうか。太田出版の担当者に聞いた。

「当時、弊社で真面目なアウトロー関連本を複数出していましたが、その世界の人達が見せる図太さが、ときに過剰でユーモラスでさえあったので、そこにテーマを絞って書籍化しました」

 当時は少し前(2004年)に『ワルの知恵本』(門昌央と人生の達人研究会/河出書房新社)というベストセラーがあったので、それも念頭に置いたという。

「"ピカレスクな痛快お役立ち本"として読まれると期待しましたが、当時は初版の六千部止まりでした」

 ところが、電子書籍化によって、発売1週間で1万ダウンロードという大ヒットに。これは太田出版の電子書籍で初快挙という。

「もともと古びない内容にしていたつもりですが、やはり紳助さん騒動でのこのジャンルへの興味増大は、無視できないかもしれません。時事的タイミングに恵まれました。また、芸能界だけでなく、政治も極度に混乱しているなか、紙書籍時よりもアウトローたちのサバイバル術にはより現実的な需要があったのかもしれません」

 また、「アドベンチャー」というAppStoreの電子書籍売上に高い実績を持つ企業と取り組みができたこと、そして、アドベンチャーの販売戦略ノウハウが見事に当たったということも、大ヒットの要因となったという。

 実際、テレビのワイドショーや雑誌、ネットなどで頻繁に聞かれる話題が、つい気になってしまった人は多いはず。

 出版不況が叫ばれて久しいが、今回のように、タイムリーな事件が味方となり、紙の書籍から電子書籍になってチャンスをつかむ本もある。まだまだ出版の可能性は、あちこちに眠っているのかも。(田幸和歌子)」(『ニコニコニュース』『Excite Bit コネタ』2011年9月26日配信 「http://news.nicovideo.jp/watch/nw119382」)

 
 お、おーい! ライターの田幸和歌子さん。せっかくだから著者であるわたし自身も取材されたかったゾー。

 まあ、とっても納得の内容だし、ぜんぜん構いませんが。でもあえて一つ付け加えるなら、

「本を書き始めてた五年前から、わたしは『今』を見抜いていたということですねー。いやあ、我ながらアッパレです。フッフッフ(笑)。そして、本当に大変だったんですよ、ふぅ……(疲)」

 公人であり反論手段のある人は、その記事の内容が酷過ぎる誹謗中傷でないかぎり、そしてなによりも公共性、公益性、真実性がきちんと担保されているならば、基本的に何を書かれても仕方がありません。

 このことは、わたしが学生時代、今は休刊した『噂の真相』の岡留安則編集長に教えていただいたことです。本当にいろいろとお世話になりました。でも、どうでもよいプライバシーなんかは駄目なんじゃないかなー。と、わたしは思いますが。 
  
 あと、わたしは東方神起とJYJの五人に会ったこともありませんし(先述した、歌舞伎町のスナック『M』で出会った五人とは、DVDの映像のことです)、また、今後とも会うことはありません。まず忙しいから無理でしょうし、何よりも会ってしまえば、彼らの魅力に当てられて中立性が保てなくなりますから。でも、ライブには行ってますよー(これは「会う」ということとは違いますよね)。

 ともかくこの記事は、当事者に会わなくても書くことができる、という好例でしたね。

 で、調子に乗っていちおう下記、本の宣伝。今までのわたしの中では、一番ダメな子でした……。

 
ヤクザ的な人々に学ぶ負け知らずのススメヤクザ的な人々に学ぶ負け知らずのススメ
(2007/02)
小野 登志郎

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 なんというか、人を殺したり、もしくは自殺するくらいなら、ちょいとばかし人様に迷惑をかけてみることも考えていいんじゃないのか、という趣旨、内容の本です。毎年の自殺者が3万人以上も報告され、自殺願望者はその百倍以上はいるでしょうからね、我が国には。これは、長年続いている異常事態だと思います。また、韓国は、我が国よりも自殺率は高いです。

 真面目な人ほど、思いつめてしまう。わたしは、そう思っています。

 でも、ホントに今読み返しても、小ズルくトンデモない連中ばかりです。余裕のある人は絶対に真似をしてはいけません。

 言うまでもなく「他人様からの迷惑を受け止められる人間」こそが、一番強く、もっとも格好良い人間でありまする。


■追記 拙著の太田出版担当者の「真面目なアウトロー関連本」という発言に注目。「真面目なアウトロー」っていったい何者なのだろう? なかなかに苦しいラインだなと。『完全自殺マニュアル』(鶴見済著)など、ギリギリ本を数々出版してきた版元。「建前」に縛られない出版社。でも、世の中には「真面目なアウトロー」っていう矛盾した存在、ごく少数ですが、いるとは思いますがね。今や、とっても希少な存在ですが……。

 

『オクターバー・ガール』

 友人の伊藤螺子(いとう・ねじ)クンの作家デビュー作『オクターバー・ガール』――螺旋の塔に導くものは――(徳間文庫刊)。「第9回トクマ・ノベルズEdge新人賞」受賞作です。

オクターバー・ガール 螺旋の塔に導くものは (徳間文庫)オクターバー・ガール 螺旋の塔に導くものは (徳間文庫)
(2011/09/02)
伊藤螺子

商品詳細を見る


(下記は本文から抜粋) 

「『真尋は、その歌はどんな歌だと思ったかな?』
 そう問われて、僕はなんとか思い出そうとした。メロディは忘れてしまったが、僕の体のどこかにあの歌が、乾かない水染みのように張り付いているような気がした。
『えーと、わかんないけど、楽しかったよ。海がね、わーって歌ってた』
『そうか……』
 そう言って、父は車の窓を開け放った。海水が飛び込んでくる代わりに、潮の濃い匂いが鼻をかすめた。
『お前は、歌を視たのかもしれないな」
『……よくわかんない」

(中略)

 まだ五歳だったこの時には父の言葉の意味が分からなかったが、今はわかる。
 僕はこの時、初めて音楽の世界に飛んだのだと。」


(抜粋終わり)


 
 音楽を聴くと、その音楽の世界に意識が飛ぶ〝特異体質〟の持ち主である「僕」の、ひと夏の音楽ファンタジー。現実と異世界が交錯し飛び回る暖かい文体。既存のファンタジーでもなく、ライトノベルでもない新ジャンルを開拓したのだろうか。

 紹介したくだり、何だか、伊藤螺子本人の音楽に対する原体験なのかなと思ったりしました。
 
 不思議な感覚の持ち主です、伊藤螺子。音楽をこよなく愛し、その音楽を文章にしてしまうことを果敢に試みる。

 良い表紙だね。なんだかキミの内面世界をよく表しているように思うよ。しかし、現実のキミが出会っている世界とはだいぶ違うけどね。

 初めて出会った6年前、大学を卒業したばかりの彼は、体重60キロそこそこのやせっぽっちだった。しかし半年後、彼は85キロ超級の重役「専務」(体格だけ)になっていた……。

 いったいなにがあったのだ、伊藤螺子。しかし、今はだんだん落ち着いて70キロ前後を保っているようだが。

 新宿生まれの彼とは、月に一回は会い、そして酒を飲む。いろんな言葉を交わし合った彼が、晴れて作家デビュー。初めて彼のまとまった文章を読んだが、とっても上手い。そして読者を、ふんわりとしたマイナスイオンに包まれた世界にいざなってくれる。

 文体は人を表します。そして歌声も人を表します。見た目だけで判断してはいけませんね。

 伊藤螺子の歌声はそこまでじゃないけど、彼の文体と感性は、とっても不思議で素晴らしい。

 彼の本を読んで一度「イリュージョン」してから、また現実に戻ります。


  

  

いろんな「情報」ありがとうございます。

 大宅文庫を知っていますか? わたしたち物書きの聖地とも出発点とも言える場所。さあ何か調べるぞ、となると、まず最初に向かうところがここ大宅文庫です。

 ここでは過去に発表された雑誌記事が、有料ですが全て閲覧、コピーできます。「東方神起」「JYJ」と打つと、千を優に超える物凄い数の記事が検索されますが、まずはどんなに時間がかかろうとも、ほぼ全てに目を通します。それにプラスして、「エイベックス」「「ペク・チャンジュ」「イ・スマン」「SMエンターテインメント」と打つとさらに出てきます。これにも目を通します。この作業は、だいたい8月中ごろまでに完了しています。

 もっと安上がりで済ましたいならば、国会図書館でも可能です。しかし、やたら時間がかかります。
 
 ここまでは誰にでもできます。ネット情報の断片だけで判断されている方たちもいるようですが、記者や編集者、報道各社が練り上げ作り上げた記事を読まずに、その断片的な情報だけで、自分だけが判断するのなら問題はないです。しかし、見もしたこともない他人の判断や意見に対して、所構わず辛辣極まりない言葉を吐き、傷付けるのは、大人としてどうなのか、とはやはり思います。

 で、ここで得た過去記事の情報を、わたしたち物書きはどうするか? その中でこれぞという記事の真偽を確かめます。それは、執筆者(業界的に失礼なので避けたい)か執筆に関係した人間から話を聞くことで、ある程度判別が付きます。いちおう十年以上この業界に在籍しているので、なんらかの筋を当たれば、たどり着くものです。

 先に「御用記者」と書きましたが、実はこれは事の一面であり、彼ら彼女ら記者たちは、ネタ元を守らなければならないので、書けないことがたくさんあります。彼ら彼女らには苦悩もあるのです。そういうことですので、彼ら彼女らは隠されたネタの宝庫でもあります。いわゆるオフレコ情報を持っているということです。そういった人たちからも、記事に書けなかった断片をこつこつと聞き出していく。

 そして何よりも、わたし独自のネタ元が多数います。これは昨日今日にできた関係ではございません。長い時間をかけて醸成した信頼関係があります。そして、このネタ元は、わたしの立場からは絶対に守らなければならないものです。書く時には、それと分からないように注意しなければなりません。

 こうした情報の断片を総合すると一つの形が見えて来るのです。もちろん真実の全てではありません。おぼろげながら、と表現した方が良いかと思います。

 そういった情報が記事になるのがいわゆる総合月刊誌です。かつてはその最高峰というか最過激派の月刊誌が『噂の真相』だったという訳です(諸説ありますが、わたしは今でも尊敬しております)。

 で、今でもこの志を受け継いだ雑誌はいくつかありますが、しかし、今は2ちゃんねるを始めとしたネットという巨大な「情報媒体」があります。ただ、このネットの情報は玉石混交、出元を検証することは難しい。でも、なんとかしてたどってみると、案外一般の新聞や雑誌の報道だったりします。

 さらに面倒なのは、その記事を勝手に改ざんする者もいる。これは編集というレベルではなく、正確には、偽造ねつ造と呼ぶべきものです。単なる間違いではなく、悪意あるねつ造情報を垂れ流しているな、と判断したならば、このサイトは一切信頼しないことにしています。

 とはいえ、ネットの世界には、新聞雑誌が見落としている新事実も落ちていることもあり、決して侮れない。ネットは今や報道関係者のみならず、警察関係者も目を光らせています。でも、あんまりネットばかり見ていると「事件がネットに落ちているのか!」と上司や先輩からどやされます。

 いわゆるネット・リテラシーの無い若い刑事や記者は、事実無根の情報に踊らされて恥ずかしい思いをすることもあります。結構こういうミステイクした経験のある人、多いのです。

 笑い話ですが、その道ン十年の捜査、取材のベテランが、ネット社会の技巧に慣れてないが故に、いとも簡単にネットの虚偽報道に踊らされたりすることもあります。もうだいぶ前になりますが、高額な海外電話を駆使してきたベテラン・ジャーナリストに「メールってタダなのか?」と聞かれた時は、のけぞりました。

 ネットは匿名ですから、名誉毀損で訴えられる可能性が新聞雑誌に比べ格段に低いです。それに比べて、どこの雑誌も新聞も裁判は面倒に思うもので、負けたりしたら媒体全体の信用にも関わる。結果保守的になりがちです。

 ですので、匿名でネットに流す記者もいれば、もしくはその業界の関係者、政府関係者自身が流す場合もある。その最たるものがウィキリークスだったりします。また、中国など言論統制の厳しい国では、その国に住む生の声を聞きたいなら、ネットの方が良いかもしれません。

 芸能人の場合、ツィッターでつぶやき失敗している例が多々ありますが、芸能記者の中には「ツィッター番」みたいになっていた人もいます。最近はさすがに気を付けているようですがね。

 わたしは、ネットの匿名性を批判するものではまったくありません。その可能性と今の時代の強烈な戦闘力を認めるものです。

 ただ、なかなかに検証が難しかったりします。まして海外のネットとなると、更に困難で時間と労力が掛かります。

 韓国の報道関係者ともコンタクトを取っております。日本と韓国は、例えばアフリカ諸国などと比べますと、なんといっても歴史も深く、近い関係にあります。同じお隣の国でも、中国の報道関係者はほとんど信じることはできませんが(台湾、香港はまた別)。

 これも笑い話ですが「北朝鮮のジャーナリスト」を堂々と名乗る人間も世の中にはいます。あり得ないだろ、と突っ込みを入れるべきものですら、もはやありません。

 それはともかく、ネット情報に頼る人々のなかには、いわゆるマスコミへの不信を持つ者も多い。でも、それはそれとして、注意深く眺めて欲しいものです。

 そして、騒動の当事者に直接聞くというやり方は、どんな素人でも考えつくことでしょう。これを「当たり取材」と言いますが、何の手札もなく当たったところで関係者からは「シッシッ」と手を振られて、なおもすがると、警察を呼ばれてハイお終いです。そこまでやるのも記者魂であり、個人的には尊敬に値しますが、まあ、賢いやり方とは言えませんし、実りは少ないでしょう。

 結局長い時間を掛けてじっくりと作りあげた独自のネットワークが、ジャーナリストやノンフィクションライターの財産であり、力量ということになります。そういう凄い先達は、今でも結構おりまして、こういう人たちをプロフェッショナルとわたしは呼びます。

 この間の経緯を見ながら、わたしは思うのですが、自分ではない他人を操ってはいけない。他人は他人、自分は自分です。

 自分ではない他人を操ってはいけない。いくら好きな人でも、いくら嫌いな人でも、他人を操ろうとしてはいけないと思います。

 しかし、そうは言えど、世の中には確信犯的に人を操ろうとしている人もいれば、それが仕事の人もいる。また、そうと気付かず、ついつい操ってしまう、あまつさえその行為を「愛」だと思い込んでいる人もたくさんいます。ですから、注意深く、言動を見つめる必要があると思います。

 他人を操ること、操ろうとすることは、他人に対してもそうですし、自分にとっても良くないことですよね。これはもちろん自戒を込めて、という意味です。しっかり内省的に自戒を込めて……。

 本当に難しいことですよね。それでもなお、人さまのことを書くのは。

 本日の朝も、ゴミの出し方について近所のご老体に懇切丁寧に叱られました。うなだれて聞き入るばかりでしたが、いずれ『上手な叱られ方』という本を上梓すべく、頑張りたいと思ってます。

 


中国問題。

 昨晩は中国に詳しいジャーナリスト福島香織さんと安田峰俊さん、それに編集者、記者を含めてじっくりと会食。そして激論、鯨飲の末、ダウン……。

 やはり中国問題は熱く、また、二人の論客の舌鋒も、相当練り上げられているだけに、鋭い。特に福島姐さん、新聞記者時代も今も、中国奥地の農村地帯をテケテケテーと歩き回ってきた人なだけに、もう強すぎます。それはともかく、頭の痛くなる問題群だらけですよ、お隣の「超大国」は。

 激動の東アジア情勢を理解するには、今後ともこの二人の発言に注目する必要有りですね。

 

あと、付け足しどころではありませんが……。

 そろそろ各種媒体にて報道されていくと思いますが、警視庁が本格的に芸能界と暴力団の関係にメスを入れ始めています。どうやら警視庁は本気です。

 こういうことは、どこかの媒体が守ってくれない個人ブログでいい加減に書きたくありません。でも、敢えて書いているということは、既定路線として固まった、完全に裏が取れているガチの事実だと受け止めてくださって構いません。

 で、問題となるのは、そのことで業界が本当に良くなるのかどうか? もしくは円滑になるのかどうか? 真の意味でアーティスト、スターにとって良いことになるのかどうか? ということであります。

 わたしはやや懐疑的です。が、芸能界に激震が走っていることだけは事実であります。

 さらに、このことが東方神起とJYJの件に関して、どのように作用していくのか? これは、まったくをもって分からないというしかありません……。

 ただ、関係者はこの事実をかなり前に把握して、動いているということです。

「現在進行形」という意味とは、そういうことでもあります。

 しかし、どんな激変期であろうとも「本物」は残り輝き続けます。それが、東方神起とJYJだということです。この予測に関しては、わたしはかなり自信を持っています。

 本物のスターとは、そういうものである、ということであります。

 じっくりと腰を据えて事にかかろうと思っております。


   

本の趣旨。

 わたしは過去にいわゆる芸能本の亜種として、二冊の本を書いたことがあります。過半数を超える日本人が知っていて、なおかつ巨大な賛否両論が巻き起こった芸能世界の「事件」に関して、でした。SMAPの時は歌詞の解釈を巡って、「t.A.T.u」の時はファンと世間の解釈の違いを巡って書きました。(また、大きな声では言えませんが、数多くの芸能関係本をゴーストしたこともあります。自分の名前を出す以前のことですが、アワアワ……)

 そのままエンタメ・ライターになることを勧められもしましたが、それでは自分自身の修業にはならんと、男たちの内戦の世界に足を踏み入れたのです。

 しかし、その目論見は甘かった。苦節、苦節、苦節……、その結果はあんまり芳しくはないのですが、突撃してきた成果は残してきましたし、なにより今年に入って自分の中で「やり切ったな」と思い至る出来事もありました。それはそれで継続するけれど、さて新しいことにも挑戦してみようかな、と思った矢先、「東方神起」が、新宿歌舞伎町のとあるスナック「M」(怪しいお店ではありません)において巨大な姿でもって現れたのであります。

 前二作と今回が決定的に違うのは、当事者やファンたちには大ごとかもしれませんが、世間一般ではほとんど認知されていないということ。言い換えれば、世間様はあくまでも他人事で真剣に向き合う代物ではないと見ている、ということです。当事者やファン同士の見解の隔たりも広いですが、世間様との隔たりも底の見えない深い谷があります。

 今回は始め(しがない三十路)「男子から見た東方神起」という視点から書いてみようと思ったのですが、ちょいと調べていくうちに出るわ出るわ……。そうなってくると「真実」というものを知りたいと思うわけですが、しかし、ご存知の通り、もう本当に複雑で混沌としています。何度も書きますが、「山一抗争」は二十年以上経っても当事者が話をしないし、「真実」は闇の中です。で、五人の時の東方神起騒動は、それ以上だとわたしは本気で思っており、その真実を明らかにするのは不可能に近いくらい難しいです(でも部分的には、果敢に試みてはいます)。

 この件についていくつかブログにアップしたことで、深く学び見えてきた事とは、本というものは普通出版されてから反響が出るものですが、ネット時代というものは、出版する前に有意義なご意見を聞き、また情報提供を受けることができるということです。たくさんの誤解も受けましたが、それも含めて有難いことだなと思っております。

 世間ではさほど注目されてないけれど、数十万人もの人間が固唾を飲んで見守っている。サブカルチャーやタコつぼ化されているのならばそれも致し方ないが、そうではないだろう。いったいこれはどういうことなのかなと思ったのです。報道機関の総力を上げて、十分な検証と報道がなされてしかるべきだとも。

 でも、そうならない理由の一端がなんだか良く分かりました。ブログの反響を本の編集さんに言ったら、

「うわわ、面倒くさそう。巻末の『本書に関するご意見などは、直接著者へお願いします』とか一文入れたいですね(笑)」

 と言われました……。お、おーい! 

 皆さま、あくまでも冗談、真に受けないでくださいよ。お願いいたします(苦)。

 日本における韓流消費の醍醐味とは、ベタ(=愛し過ぎちゃった)とメタ(=こんなわたしではいけないわ、アラアラ)の振幅の広さ、深さであり、情熱と冷静が混在している極めて健康的なものだと認識していました。

 マスコミ関係者のなかには、今でもやれ「謀略」だの、「満たされない女の行き着くところ」だのと悪態を付きます。ハッハッハーと笑ってやるしかありません(まあ、韓流プロデューサーたちの仕掛けは、それはそれは凄いですがね)。

 そのことは、十年来のわたしの取材テリトリーである新宿大久保の変貌を見ることでも良く分かります。過去にあったいかがわしさは消え失せ、老若とても幅広い層で、なんとも清楚で上品な淑女や中高生が横行闊歩する街と変わり果ててしまった、もとい、新しく生まれ変わったのであります。

 それがまた、いったいどうしてこんなことに……。わたしの知る限り、大久保の街でファン同士が仁義なき舌戦、掴み合いを演じたということは見聞きしておりません。しかし、ヤクザやマフィアとは違った次元で、人知れず、ヒットマンを送り合って隠微に抗争しておったとは!

 恐るべきその戦闘力……。やりよりますね、まったく……。チーン。

 でも、ごくごくほんの一部ですけどね。それは、コメント欄だけでなく、わたしのメールボックスを埋める数百通ものメールが如実に物語っています。「二人東方」や「一部の過激なJYJファン」と書いてしまったこと、謝ります。ごめんなさい。

 情報がタダの時代における商業ライターの在り方、また、紙だけでない電子書籍の本格化。わたしの属する業界の商構造は、激変期を迎えております。

 そんなこんなの中、本物のスターである「東方の神が起きる」五人と、そして東方神起とJYJと向き合うことで、いったい何が出てくるのか? 無謀かもしれませんが、わたしは、そのことに挑戦してみたくなった。

 あまり手札を隠しておくのももったいない、もとい、大震災のチャリ……、ではなくて実りある本にするために、敢えて公開しますが、当初の企画案、趣旨は下記でした(6月頭に提出)。

――――

■まえがき その無知を恥じ入ってから

■第一章 プロジェクト「東方の神が起きる」 勃興

■第二章 「ジャニーズ集団」と肩を並べ、乗り超えた東方神起 興隆
 SMAPと共演
 中国進出に四苦八苦するSMAPとの違い
 SM総帥イ・スマンとジャニー喜多川の共通点
 怪物イ・スマンとは何者か

■第三章 韓流海外進出戦略の先陣 成熟
 第一次韓流現象と第二次韓流の断絶と連関 分析
「アジアを単一市場」と看做した経済的価値と政治的波及効果
 日本では考えられないほどスケールが壮大だった「東方神起」プロジェクト
 東方神起の前身「H・O・T」とは
「世界進出」を果たせなかったエイベックスなど日本のエンタメ業界の焦り
 EXILEと東方神起の決定的な違い
「日本の市場はあくまでも部分でしかない」
 SMエンタとJYPの世界ツアーに「東京」が無い

■第四章 分裂 エンターテインメントとアート、そしてショービジネスの間 
 分裂を許してしまったリーダーの苦悩 ユノ
 末っ子チャンミンの諦観と達観
 ジュンスの「人間幸福追求宣言」 二卵性双生児の兄、エイベックスデビュー
 アート志向のユチョン「名前のない歌」
「二人に会いたい」を繰り返すジェジュンの苦悩
 東方神起に残ったユノとチャンミンの悲壮
 焦りからくる日本における「JYJ」潰し
 悪魔的な天才プロデューサー、イ・スマンに喧嘩を売った「カンペ組長の息子」ペク・チャンジュの戦略と誤算
 韓国カンペとは何か? 日本のヤクザと韓国ヤクザ

■第五章 試論・男尊女卑の奥底から「女嫌い」を乗り超えた東方神起 再生
 東アジアのポストモダン、モダン、プレモダンを「男性性」から捉える
 東方神起という「男性性」 マチスモ、草食系男子の次の「男性性」
 東方神起計画とは、ジェンダー論、カルチュラルスタディーズが追いつけない悪魔的で天才的なプロジェクトだった。
「ホモフォビア」「ホモソーシャル」 男の秩序を壊す東方神起
 混乱と再生という東アジアの今と未来としての東方神起プロジェクト

■あとがき 「ありのままの自分」をサランヘヨする
 
――――

 とまあ、こんな感じでした。

 しかしまあ、今となってはとっても錯綜としてますし、ちょっぴりサゲサゲです……。ところがまた、不謹慎かもしれませんが、とっても面白い展開となってきてもいます。

 ということで、出版時期は未定です(何とか年内には)。そして内容も相当変更いたします。だんだんザックに似てまいりました!(……失礼)

 こちらの台所事情もあり、限界まで急ぎますが、しかし途中でポキンと折れてしまっては何の意味もないので、一時避退しつつ、十分な準備をしながら執筆していきたいと思います。

 悪口雑言含めてですが、ネットで繋がられる今の時代。こうなったら皆さんの力を借りて良い本を作っていきたいです。

 でも、印税はあげませんよ(笑)。わたしの思惑はわたしだけのもの。皆さまの思惑もそれぞれ皆さまの思惑です。

 だけども、わたしの思惑は結構間抜けで単純ですがね。皆さまとは直接的な関係はありませんし、また、イ・スマン殿やエイベ関係者、ペク・チャンジュ氏ほどのタマじゃありません(彼らは価値判断抜きで考えれば、知力、胆力、行動力においてやはり凄い人間でしょう)。

 読者の皆さんに、ある意味において編集者になっていただく。これはとても実験的で、業界的にはトンデモないことかもしれません。

「小野はいったい、なにをやっとるんだー」

 と本物の編集者の皆さんは思うかもしれません。しかし、時代は変わります。また、仕上がりが良くなるのであれば、それに越したことなど何もあり得ません。

 これからは紙の本も音楽業界のCDと同じく、自分の本棚に持っておきたいから買う、という時代になっていくことが予想されます。それは、だいぶ先のことかもしれないし、もうすぐそこ、なのかもしれません。

 こういった業界の変動期に、未来的なことをいろんな形で考えることができる。そのことを、「東方の神が起きる」五人と、そしてJYJ、今の東方神起に、本当に本当に深く感謝するのであります。もちろん彼らのファンの皆さまにも!

 ともかく今後とも、ちょっぴり闘争的かもしれませんが、実りある上質な議論ができること、どうぞよろしくお願いいたします。


■追記 担当の編集者に本気で怒られたら削除しますねー。




東方神起じゃない話です((苦)。

 以前書いた記事に加筆修正。なんだか貼り付けたくなった。
 
 骨休め、……にはなりませんが、いろんな意味でクールダウンを。

 東方神起とJYJのファンの方々は刺激が強いかもしれないので、なにとぞスル―を。

 極道ライターから足を洗おうと思ったら、K-POPもまた修羅場だった……(苦)。

 天国と地獄は近いなぁと。ハイ。

 どこまで続くぬかるみぞ……。



■新宿歌舞伎町のアイと奈々

 2010年の7月、深夜2時を過ぎた歌舞伎町を一人で歩いていると、若い白人男性に声を掛けられた。アジアや中東、南米、アフリカ系といった人種、国籍が入り混じる新宿歌舞伎町とはいえ、白人の客引きはさすがに珍しい。

 立ち止り「ジャック」と名乗る彼の話を聞くと、片言の日本語でCDとフライヤーを手渡された。どうやら彼は客引きではなく、フリーのミュージシャンか何かなのだろう。

「ボストンから来た」

 と言う。そして「アーユー・ヤンキースファン? ファック!」と言いながら、ヤンキースの帽子をかぶっていた私をからかっている。

「(レッドソックスの松坂)ダイスケは、来年はヤルよ」

 と言い、CDのお礼に千円札を一枚手渡し別れたが、変なアメリカ人だった。プアーホワイトがアメリカにはたくさんいると聞くが、アメリカに愛想を尽かした白人たちが、中国人や黒人たちに混じってこの街でキャッチをする時代も、そう遠くない将来にいずれ来るのかもしれない。

 その後新宿ゴールデン街の店「P」に行くと、客が多く席は一つしか空いてない。仕方なく小さくなりながら、先ほどの白人男性「ジャック」の話をママにして20分ほどで店を出た。いつもの二千円を差し出し店を出ようとすると「あまり相手できなかったから」と千円を返された。この店で最後に会った「アイ」という元ストリッパーの女が、心臓麻痺で死んだと聞いたのが2010年の5月だった。

 アイは一人寂しく死に、発見されたのはその二週間後だった。連絡が付かず心配になった友人がマンションの管理人に連絡し、部屋の中に入るとアイはバスルームの中で、変わり果てていた。

 広島県で生まれたアイが、10代の頃より付き合っていたのがヤクザであり、そのヤクザは殺人で服役していると噂で聞いたことがある。ある時30代も後半にさしかかったアイは、ゴールデン街で店を経営している男から、結婚を勧められたと私に話した。その相手は新宿をシマとするヤクザ関係の人間だった。

「ヤクザはもう、こりごり」

 とアイは言い、その話は無かったことになった。そのアイが、生前少しの間勤めていた歌舞伎町の中国人クラブが「M」である。

「なんで中国人の店で働かなくちゃいけないの。ここは日本、歌舞伎町だっちゅうの」

 アイが毒づいた「ここは歌舞伎町だっちゅうの」……、この言葉がしばらく私の耳から離れなかった。

 アイはそう言っていたが、「M」のオーナーである帰化中国人のAは、日本人ホステスを店に雇うことに熱心だった。かつて日本の男たちが中国の女たちを買いに出掛けたように、今は中国の男たちが大挙して日本の若い女たちを抱きにきている。

 アイが死んだ一カ月後、中国人クラブ「M」に行くと、中国人ホステスに混じってクラブで働いている日本人ホステス「サトミ」のことを知った。彼女は、アイとの思い出をわたしに語ってくれた。

「アイはね、いい女だったよ。彼女とは何回もお酒を飲みに行ったな。私が泣きながら彼女が働く店に言ったこともある。ヤクザと結婚する話? それは聞いてなかったけど、彼女にはいろいろあったからね。この店は中国人が経営しているけど、別に悪い人が来てるわけじゃないし、お客さんは日本人ばかり。誰に対しても明るかったアイが今も生きていれば、この店のチーママになっていたんじゃないかなぁ」

 アイの携帯電話の番号は今も残っている。私は彼女の葬式に行かなかった。

 目を瞑る。そうすれば何も見えない、闇になる。

 何も見えない中を歩くことは困難だ。闇社会とは、目を瞑った世界なのではないか、そう思うことがある。そしてまた、闇社会の住人と呼ばれるヤクザや不良中国人たちもまた、実は何も見えていないのではないだろうか。

 目を瞑る。彼ら彼女らは漆黒の中を闇雲に練り歩いているだけなのではないだろうか。生前のアイとの最後の会話は「幼児虐待している若い母親の知り合い、いない?」だった。

「知らない知らない、でも、私の周りに誰かいるかもしれないね。聞いてみるわ。それでね……」

 雑誌の取材で忙しかった私は、なおも話をしたそうな彼女の電話を早々と切った。アイは、二時間以上電話で話し続けることもあったからだ。その数週間後、彼女は独り寂しくこの世を去ることになる。

 アイは、友人であり中国人クラブ「M」の日本人ホステスでもあるサトミと、「M」オーナーのAと3人で、頻繁に朝方の歌舞伎町で酒を飲んでいた。Aはこの街だけでなく、上海と台湾台北に、日本料理店と高級クラブを一つずつ経営していた。彼は歌舞伎町で成功した数少ない中国人の一人だ。

「21歳の時に日本に来て20年になる。悪い中国人はほとんど皆、逮捕されるか中国に帰った。私は商売を真面目にやってきたから生き残れた」

 Aは新宿、上海、台北を飛び回る多忙な毎日を送っている。成功した彼の周りには、有象無象の日本人や中国人が集まってくる。しかしAは相手にしない。「ヤクザやマフィアの時代は終わった」と言い、仕事に精を出している。

 日本の街は、日本人と中国人の混合、混成が急速に進んでいた。

 2010年8月のとある深夜、東京大久保の中華料理店に一人わたしはいた。ある不良中国人から話を聞くため呼びだされた場所だった。相手はまだ来ていない。

 周りは中国人だらけ。そこへ、キャバクラ嬢と思しき日本人女が男を連れてわたしの隣に座った。

「周りは中国人だらけだね。日本人は私だけみたい」

 隣に一人だけ日本人の私がいる。どう反応していいものやら。もしかして姿形も中国人化してきたのだろうかと自分の身体を見まわす。

「中国語を3ヶ月間だけ勉強したんだよね。でも全然分からない」

 専門学校か何かに通っているのだろう。わたしはその時、女のことを思いだした。この女は、歌舞伎町の中国人首領の一人Bが経営するデートクラブ「R」で出会った日本人売春婦だ。この時から半年以上前のことだった。

「中国人ってウザくない。なんかアメリカの方が良くない?」

 不貞腐れたようにこう言っていた女。一人寂しく死んだ元ストリッパーのアイに、少しだけ似ている。彼女の言葉。

「ここは歌舞伎町、日本だっちゅうの――」。

 アイとは違うはずの彼女は、中国人に雇われている日本人売春婦、名前は確か奈々だ。

 彼女は私のことを覚えていないらしい。そして30分くらいしただろうか、勢いよくドアを開け店に入ってきた不良中国人に「ああ、小野サン、ひさしぶり」と声をかけられ、私はかなりうろたえた。奈々に私が日本人とバレてしまったからだ。その場の空気に合わせて、何故か下手くそな日本語を喋ろうとする。

「日本人いたんだ、ウケる!」

 ピンクのケバケバしいキャミソールを着たエロい女、奈々がけたたましく笑う。どうして良いのか分からない。奈々は食事をした後、ほどなくして連れてきた男と共にホテルに消えた。

 日が改まった午前2時、奈々は友人の日本人売春婦を三人連れて戻ってきた。その場にいた若い中国人に向かって、

「あなたは中国人顔、あなたは日本人顔」

 と国籍を分ける三人の日本人売春婦、奈々。どうやら格好良いのは日本人、その他が中国人という基準らしい。

 この時わたしは中学生の頃、腕っ節が強く意地の悪かった一人の同級生に「おい、キム!」と呼ばれた過去を思い出した。

 世の中に在日差別があることを明確には理解していなかったが、彼がこの名称に、酷い侮蔑の意味を持たせていることだけは理解できた。この屈辱感が、身体的特徴に違いの無い中国人と韓国・朝鮮人、そして日本人の分断を考えるきっかけだったように思う。

「父親から、絶対に朝鮮人の血が流れていることを周りに話すな」

 と言われて育った在日朝鮮人の友人に、直接この話をすることは今もできない。

 中国人クラブなどで「あなたは中国人かと思ってた」と言われることも多くなったが、日本語しか満足に話せないわたしは、今は「フランス人だ」と答えるようになった。

 日本人売春婦の一人が金持ちと思しき中国人にひたすら媚びている。そしておもむろに手を突き出し手のひらを見せた。一分以上もの間、中国人の男に手を突き出し続け、そしてタクシー代5千円をむしり取った。たくましく、ふてぶてしい。

 その姿を見て中国人男が私に言った。

「日本人の売春婦はまだマシだ。中国人売春婦は、財布の中身を勝手に抜き取るからね」

 そして大笑いした。中国人男たちに買われもしなかった日本人売春婦三人。その女たちに相手にもされなかった「中国人顔」のわたし。

 厚化粧をし、見るからに精神不安定な女に名前を聞く。

「ユカリ。ヤル? 三万。ちょうだい」

 とろんとした眼で、またも手を突き出しそう言う。商売にならないと踏んだ奈々は、彼女たちを引き連れ店を後にした。

――――


 日本人コールガールの奈々と初めて会った日は、新宿歌舞伎町を根城とする首領のBが、「風営法違反」の容疑で逮捕、そして釈放された直後の、2009年の12月27日のことだった。Bが経営するデートクラブ「R」に彼女はいた。

 日本に存在する「中国人マフィア」と呼ばれる人間の中には、「偉(ウエィ)」という尊称を自称、他称している者らがいる。代表的で有名なのは「大偉(ダーウェイ」「小偉(シャオウェイ)」だが、他にも一頭地出た人物がこの称号を名乗っており、Bもその系列にある。

「中国人マフィア」と呼ばれる人間たちは、普段お互いを通称で呼び合っている。それに加えて中国名の本名もあり、帰化していれば日本人名もある。更には偽造のパスポート、身分証を持っていたりする場合も考えられる。

 そんな彼らの顔と名前を特定する「人定」は困難を極めた。日本のヤクザの中にも本名の他に、稼業名を名乗る者もいる。また新左翼セクトはお互いをコードネームで呼び合うが、中国人社会に比べれば、これらはあくまでも人工的なものに見えた。中国人の場合、この通称、あだ名で呼び合うことが、一般社会でも良くあることだというから、年季が違うのだ。日本とは比べ物にならない圧政下にある民衆の知恵、サバイバル術の初歩なのだろう。自分の存在を一度消し、そして違う自分の存在を再び浮かび上がらせ、磨き光らせる。彼らの通称に「偉」や「龍」が付くことが多いのは、そういう意味が込められている。

 わたしが知っている限り歌舞伎町や関東近県に存在している「偉」氏は何人かいるが、新宿で逮捕されたBは、21日間の拘留の後釈放された。そのBが実質的にオーナーを務める中国人デートクラブ、いわゆる違法売春クラブに、日本人の女性が数人在籍していた。客層は深夜にもなると日中の闇社会の人間で溢れかえる。店の一人の日本の女がつぶやいた。

「来年は、日本は追い抜かれて中国が世界第二位になるんだよね」

 この女が奈々だった。

 中国の経済成長の伸長を物語っているかのように、街に出入りする中国人の鼻息は年々荒くなっていた。豪傑然と見せ、やたら大声を張り上げる中国人のグループを指して、奈々は「なんか、中国よりもアメリカの方が良くない?」と言った。

「中国人の店で働くんだから中国語はできるの?」

 と私が聞くと、現在の中国の威勢を文字通り心身でもって対峙している奈々は、

「中国語はできない。なんで喋れる必要があるの? ウケる」

 と言い、店にいる他の中国人女子とのつばぜり合いの隠微な模様を詳細に説明してくれた。
 
 街の底の片隅から湧きあがるナショナルな精神の覚醒。と言えば大げさかもしれないが、今、そして今後我々の多くが直面するであろう、新たな超大国との荒々しいコミュニケーションをある肌寒さと共に感じていた。

 Bを始めとした大量の中国人たちは、日本の労働力を担うべく実質的に移民として日本に入国していた。

 よく人は、移民を受け入れより良質な対応をと求める人間を左翼だの非国民だのと言うが、積極的に移民の受け入れを要求するのは、より安い労働力を確保したい日本の経済界、資本の側の要請であって、移民問題の実は、資本とナショナリズムの対立と妥協だった。

 80年代、当時の中曽根康弘首相の大量の中国人の受け入れ時に来日したことになるBは、街で散々ぱら日本人にコケにされ差別された末に、先に書いたように念願の日本人女性奈々らを「売春婦」として雇うほどに「偉」くなっていた。

 奈々と次に会ったのは2010年の9月、蒸し暑い深夜のことだった。

 午前三時、行きつけの中華料理屋に行くとシャッターが閉まっている。しかし、中からは複数の男女の声がする。日本語と中国語だ。

 何かやってるなと思い、店長に電話を入れる。出てきた声は、かなり泥酔した声だ。

 シャッターを開けてもらい中に入ると、ピンクのティーバックのパンティとブラジャーを付けた日本人の女が、複数の中国人たちの中央で踊っている。女は奈々だった。

 この時、中国人の男たちの中に「政府関係者」がいた。軍人出身の政治家Cは、80年代に来日し数々の辛酸を舐めながら成長し、とある日本の銀行の娘と出会い結婚、ほどなくして女児をもうけている。

 中国共産党員ではないが在日華僑代表として権勢をふるう、紛れもない富豪中国人の一人である。奥の部屋で身繕いをした後だったのだろう、彼がわたしの前に現れた時、見るからに高級と分かる背広を羽織りながら、晴れ晴れとした顔で「オハヨウ」と言った。

「あの人は勃たなかった。緊張していたんだろう。歳だしね」

 後に、このパーティに参加していた別の中国人が教えてくれた。

 権勢と金力、そして絶倫の中国人たちを向こうに回す歌舞伎町の女無頼、日本人高級コールガール奈々。

 彼女は2010年8月下旬、上海万博に一人で行き、その地で中国の政府関係者や財界の人間と逢瀬を重ね、ひと稼ぎした。そのコーディネートを行ったのは、もちろん歌舞伎町のある帰化中国人の斡旋である。その後も彼女は、台湾、香港、深セン、上海、北京を周り、更には中国奥地へも売春の旅を続けている。奈々は、自身の身体だけでなく、他の日本人売春婦をも使い、富裕中国人を客とするネットワークを広げていった。

 そんな奈々がヘルプとして働く歌舞伎町の中国人売春クラブ「A」では、毎日のように新しい「商品」が入荷されていた。

「この子は歌舞伎町ではまだ処女ですよ。上海出身の20歳、名前は、『未来』と言います」

 年増の中国人女に紹介された「歌舞伎町の未来」は、解けることのない緊張を何とかほぐしながら、そのあどけない表情にほほ笑みを浮かべた。

 生活の為、見知らぬ男のいきり立ったペニスを咥えた後、自分の四肢の中心にある小さな裂け目に受け入れる売春婦たちを、異性である自分にはできないという意味において、ある種の敬意に似た感情を覚える。

 しかし、原理的に拒絶できない性をフルに活用し生きる彼女らの、その商行為が、単なる拝金に堕した時、または金以外の何物でも無いと愚かにも理解できた時、彼女らへの敬意と欲情は、侮蔑へと一気に逆転してしまう。

 女の身体を金で買う男にとって、ただ無為に沸き立ち吐き出すだけの性欲が満たされれば、側に横たわる不必要になった女の性的肉体から分泌される香気は、まるで獣じみた臭気となって彼我の周りに充満し、それは遺棄された屍体のようにただの肉片と化す。

 この男の身勝手な自己嫌悪を敏感に察知し、それを横目で眺める売春婦の醒めた視線が、性的肉体と金の交換でしかない男女関係のグロテスクさを否応なく際立たせる。歌舞伎町の「未来」が見せるこの乾いた真実を、今までにいったい幾人の男たちが味わったことだろう。

 中国大陸に出稼ぎに行く日本人コールガールの奈々や、無数の新宿歌舞伎町の「未来」たちを眺めながら、わたしは、一人寂しく死んだアイのストリップを想像していた。

 ついぞ彼女の裸体を見ることは無かったが、ヤクザや不良中国人たちが隠微に争う夜の街で、自分の身一つで堂々と闊歩する売春婦の奈々や歌舞伎町の未来たちの姿が、何故か死んだアイとダブって仕方がなかった……。
 
――――


 新宿歌舞伎町で力強く生きるアバズレたち。
 
 そんな女たちを金で買い、もしくは搾取して生きる男たち。

 そんな人々のことを時々書いて、小銭に換えるわたし。

 静かな幸せが訪れるのはいつの日か。とにもかくにも、要らぬ争いは、ただただ要らぬのでありまする……。

 

ヤクザと芸能界と、関係ないけど「Love in the ice」。

 
 多数ご指摘のあった件について。

 ヤクザの世界は「法律」ではなく「掟」の世界。良く言えば義理と人情、悪く言えば人間のどうしようもない業の世界です。不条理と矛盾が渦巻く世界であります。

 わたしの主要取材テーマはそちらの世界であります。まだ若いですが、この分野を取材し描くことでは、それなりに力量を認められています(もちろん一番ではありません。わたしなんぞより凄い先達は、ゴロゴロいます)。

 でも、周囲はともかく、五人のことに関して悪く書くつもりなんて毛頭ありません。わたしなりに彼ら五人がダーティではないことに関しては、ある確信めいたものがありますから。また、例え何か断片らしき情報が入ったとしても、よほど捨て置けないことが無い限り、書くことはないと思います。

 わたしはいちおうノンフィクションライターを名乗っておりまして、いわゆるジャーナリストを名乗ってはおりません。この違いを説明するのは結構面倒なのですが、まあ、いわゆる「建前」というものと上手く付き合えない性質なので、また、本物のジャーナリストという職業に心底敬意を持っているからそうなっていると、とりあえずご理解いただければありがたいです。

 ともかくヤクザ、カンペに関しては、とてもセンシティブな問題なので、熟考した上で、いずれなにがしかの形で書きたいとは思っております。

 それはともかく、皆さんは失恋したことありますか? 親友のように仲の良かった人と喧嘩したことありますか? 
 
 それなりの年齢にもなれば、人はなにかしら、深い喪失というものを味わった経験があるものなのではないでしょうか。

 わたしは五人の東方神起の時の「Love in the ice」が好きです。そして日本語歌詞よりも、韓国語バージョンの歌詞がとても胸に切なく、そして痛く響きます。チャンミンの作詞と言われていますね。

 彼ら五人が出会った事態。そしてそのことを身を寄せ合って同時代的に経験したファンの方々。本当に真剣に誠実に、文字通り血がにじむほど努力したにも関わらず、どうにもならなかった……。

 自分だけの胸の奥深くにある小さなポケットの中に、本当に本当に大事にしまっておく壊れてしまった宝物。それは、他の誰かと共有することができないかもしれない、とても辛いことだと思います。

「Love in the ice」の動画は下記です。ファンではない方も、是非とも偏見を排して真正面から視聴してみてください。お願いします。

「http://www.youtube.com/watch?v=Zki5VA-Kq8Y」

 この楽曲の歌詞。

「暗くなった夜空を 離れない星のように 愛という信頼で 永遠に一緒に見る夢」
 
 そういうことができれば、本当に幸せであります。とてつもなく暖かく優しい。誰しもが夢見ること。

 しかし、次のフレーズでとても強く切なく絶妙のハーモニーで彼らは歌い上げます。

「そんな人に僕がなれるのなら……」

 五人の時の東方神起が出会った事態をつぶさに見てきた人なら、このフレーズで堪え切れなくなるのではないでしょうか? 柄ではまったくないですが、わたしはとても苦しくなります。

「また固くなってしまった君の心を 永遠の温もりで 包み抱きしめるよ」

 身体の半分を失ってしまったかのような深い喪失感。息をすることも、立つことすらできなくなる苦しい出来事。

 しかし、痛みのない人生などない。ただただ痛みの中に身を沈めて、そして少しずつ自分自身を癒し温めていく。壊れてしまった宝物を自分の胸の小さなポケットの中に大事にしまいこみ、そして次のステップを一歩一歩踏みしめていく。

 五人の彼らの楽曲が、今後とも残り続ける歴史的価値を持つことの一端だと、わたしは思っております。

 賛否両論あるかと思います。感情的になってしまう方もおられることでしょう。当然のことだと思います。ただただ、それほどのことだった、ということだと思います。物理的な意味で犯罪行為にならない限り、それは致し方ないことかとわたしは考えております。

 誠実で上品ではありますが、どこか秘めたる情熱を持つファンの方々が、良い意味で予定している本に対して、とても厳しい視線を持っておられることは、昨今の出版不況の最中、絶滅危惧種とも言われるフリーランスの商業ライターであるわたしは、重々承知しておるつもりです。「誰が買うものか」と思ってらっしゃる皆さんに、「ふむふむ、まあ、よくやっておるの」と思ってもらうまで、脱稿するつもりはありません。

 ともかく今は、ファンの皆さんが歩んできた長い道のりを、少しずつできる限り懸命に追いかけている最中でありまする……。
 

過去二年分の拍手、ありがとうございます……。

 取材から帰宅してパソコン開いてビックリ……。わたしのブログ始まって以来の大盛況。東方神起関係以外の読者の皆さま、この際ですからいっそのこと、五人の時の東方神起のDVDを買ってファンになってしまいましょう(笑)。

「一部の過激なJYJファン」と書いたので、どんなキッツイお言葉が返ってくるのか戦々恐々でしたが、ほとんどはとても上品できちんとした表現での「お叱り」でありました。ヤ○ザやマ○ィアの脅しに比べるのも失礼ですが、ちょいと情熱的な(?)、とても真面目で誠実な方たちなんだなあと感じ入りました。

 また「ホテル女」とやらはまだ来てません。本当に存在するのなら、一席設けますのでぜひとも連絡くださいませ。「気を付けな」と言われた「返り血」浴びるの嫌いじゃありませんし、それも悪いですので、こちらの「鼻血ブ―」で丁重にお迎えいたします。

 でも、一番応えたのは「金儲け、御苦労様」氏。「バカげた情報操作はいい加減にしてください」とのこと。

 ……わたしはフリーランスであり、どこかの会社に属す芸能報道にありがちな御用記者とは違い、まったく利害関係はありません。。また、五人の時の東方神起時代はもちろん、今の東方神起、JYJ関係の記事では、残念ながらまだ一銭も稼いでおりません。早くどこかの媒体で書いて経費分くらいは回収したいとは思っておりますが……。

 本の版元はまだ書けませんが、そんじょそこらの圧力に屈するところではないですし、言うところの「情報操作」に乗るようなところではありません。

 わたしがちょいと気にするのは、取材に協力してくれている「韓流エージェントX氏」がユチョンペンだということですが、彼女はかなり冷静な視点を持っておりますし、なにより最近はこっそりニックンやキュヒョンに浮気もしてるみたいですから、まあ、問題はそうありません(笑)。

 さまざまなご意見ご批判に対し、きちんとお答えしたいのですが、下手をすると水掛け論になってしまいそうなので、辞めておきます。でも、情報提供とご指導はとても貴重なことですので、できましたらお手柔らかに、今後ともどうぞよろしくお願いいたします(出版までに少しでも穴を埋めたいです)。

 わたしは先に、五人の時の東方神起が、新しく二人になった東方神起とJYJに分裂してしまった出来事を、日本の暴力団史上最悪の「山一抗争」に例えましたが、それは冗談ではなく本気です。よく死人が出ていないなというか、よくぞぎりぎりで踏ん張っているな、と思ってすらいます。

 ちなみに山一抗争は、抗争終結からすでに二十年以上が経っていますが、いまだに当事者はその全貌を語ることはありません。「墓場に持っていく」事情だって、世の中にはありますでしょう。

 さらに五人の時の東方神起に起きた出来事と、今の状態は、一国単位の話ではありません。今までの、そしてこれからの世界戦略が絡んだ話でして、そのスケールの壮大さと未来に及ぼす影響は、計りしれません。韓国人の方も含めて「チーム小野」を作って事に対しておりますが、なかなか、かなり大変な作業とはなっております。はっきりいって、もうまったく「舐めて」なんかおりません。

 五人の時の東方神起に起きた出来事の全貌を書くことができれば、それはピュリッツァー賞級の価値があるんじゃなかろうか、くらいに個人的には思います(それはさすがに言い過ぎかな……)。でも、まあ、これは難しいですよ……(そういう話でもないかもしれません)。

 ザックコーポレーションのシステム障害は未だに続いているようです。会場も予定のまま。

 今の東方神起は、SMライブ,a-nationと、そつなくこなしているようです(それはそれでいろいろありますが)。それに比べて……、となるのも無理ない話ですよね。
 
 反逆者の全てが勝利者となるわけではありません。その多くは悲惨な末路をたどります。

 でも、JYJの三人なら大丈夫かな。親身で強力なペンたちも付いていますし。

 と、こう書くと「JYJの回し者」になるんでしょうかね?

 なので、ユノもチャンミンもファイティン! 

 ……ふぅ(疲)。


 

 

東方神起、中間的な考察。

 東方神起プロジェクトの発生、躍進、成熟、そして最高潮に達したところでの分裂、その過程をつぶさに追っていると、さまざまなことを考えこんでしまわざるをえない。 

 彼らが直面した困難な問題とは、個人と家族、そして企業、国家、さらには仲間という時に血よりも濃い「疑似家族」といった、それぞれ違う価値体系に誠実に限界まで殉じようとしたところにある。それはあまりにも複雑な状況を呈しており、見ているこちらの方も痛々しくなる。

 複雑に絡んでしまった糸を解きほぐすことは、実は当事者がどんなに懸命に、文字通り死に物狂いでがんばってみてもどうにもならないことがある。当事者たちだけではダメなのだ。利害関係のない客観的な第三者が間に入り、長い時間をかけて、引き裂かれてしまった人たちの間に立ち、優しく労りながらゆっくりと一つ一つ紐解いていく。そうしなければ、どうにもならないことだってある。

 しかし、この国境を越えた芸能界という未知の世界のどこに、そんな第三者がいるというのだろうか……。それぞれの国家の裁判所が仲裁に入ったところで、簡単に紐解けるような状態ではない。絡み合ってしまった紐は、さらに複雑な怨念を残してしまうことだってあるのだ。

 人間の、そして人間が作りだした法システムには必ずどこかに欠陥がある。その隙間に入りこむのがアウトローであり、人間の弱さそのものといえる。

 しかし、そんな欠陥を乗り越える営為こそが、最先端のアートを結集、凝縮した大衆エンターテインメントなのである。国家を超えて躍動した東方神起が、その最高傑作だったことを疑う者は、どこか偏見に満ちているこれまた仕方のない人間である。

 彼ら五人の姿を正面から見据えていると、わたしはガラにもなく背筋がピンと伸びる思いがしてくる。そしてその反面、真剣に忠実に自分自身を厳しく律する彼らが、結果論かもしれないが、突如ポキンと折れてしまうのではないか、そう思えてもくるのだ。

 五人の時の東方神起の至高のパフォーマンスとは、例えば、いわゆる草食系男子に足りないもの、女性をとことん楽しませる能動性といったものがあげられる。人間の生産と再生産を担っている(か、これから担うはずの)女性にとって、また、いざとなれば自分一人で生活していくことのできる女性にとって、男に求めるものは、もはや従来型の男らしさ、いわんや単なる単純アホマッチョであるはずもない。その生活の基本において、勤勉で真面目に生きているが故に、ほんの少しだけでも逸脱したい、生の、性の充実を図りたいと思う時に、それを「男」に求めるには自分を楽しませてくれる存在でなければならない。東方の男らしさだけではない過剰とも言える奇妙でセクシーなダンスは、そのことを表して余りあるように思える。

 そしてこれまた言うまでもないが、そのダンスは並大抵の修練抜きに完璧に踊ることは不可能である。徹底された修練に裏打ちされたパフォーマンスが、従来型の一人よがりのマッチョや、その対抗として現れた優しくはあるが、何か物足りない草食系男子群を凌駕圧倒してしまうのは、実は至極当然の帰結だったと言うほかはない。

 これを見るに、少なくない男がただただ脱帽し、さらには従来型の男惚れ、それはゲイとしてということではなく、ヘテロな同性としても格好良いな、もしくはガンバっとるやないか、エラいやっちゃなあと、素直に思えるのである。蛇足ながら、彼ら五人と朝まで酔いつぶれるまで飲み明かすことを妄想するだけで、一種の悦楽をすら覚えるのである。これを「ブラザーフッドへの憧れ」と言ってよいと思う。もちろん「石原軍団」とはなんだか違います。

 言うまでもなく、五人の進む道がそれぞれ違うことになることに何の善悪はない。そして人はそれぞれさまざまな思惑を巡らせる。善悪好悪もあり、人は人に対して時に疑心暗鬼になり、それが自分自身を滅ぼすことだってある。事務所、親兄弟、そして自分自身の意向、主義が違ってくるのは仕方のないことだ。

 そんな矛盾、不条理に対して、韓国の、そして日本の一部JYJファンの過激さを見るに、時に辟易することしばしばだった。彼女(彼)たちは、いったい何にそこまで怒っているのか。怒りの方向があらぬ方向にいく場面を見ながら、時に憤慨すらしてしまう。改めて「東方神起」となったユノもチャンミンも、どう考えても極悪人ではないはずだ。そんなに眼が曇ってしまっていては、JYJの三人の思い出すらも壊してしまうのではないだろうかと。

 そう思っていたところで聞いたのが、韓国のあるJYJファンの言葉である。

「JYJは健気だけじゃないんですよ。ファンは自分自身と重ね合わせてしまう、理由もあるんですよ」
 
 一見過激と見えるJYJファンの背景にある心理の一端を教えてくれた。

 日本に住むわたしたちから考えるに、時に常軌を逸したとさえ思えるKーPOPアイドルたちの一途な健気さの背景にあるのは、韓国の報われない若者たちの経済環境があるというのだ。

 韓国には「88万ウォン世代」と呼称される、たとえ大学を卒業してもまともに食えない若者たちが多数存在する。それは日本で言われる「格差社会」以上に過酷だと分析されたりもしている。

 そんな若者たちにとって、SMエンターティンメントという巨大芸能事務所は、自分たちを圧服、支配する体制の象徴に見えてしまう。その「奴隷契約」に対して、果敢に反逆したJYJに対する熱狂的な支持は、自分たちが置かれた閉塞(奴隷化)された状況をクロスオーバーさせ、そこからの解放のメルクマールともなっている。JYJの甘いマスクと歌声はもちろん、その存在そのものが、パンクでありロックスターとなっているのだ。

 では日本のファンはどうか?

 JYJに反逆者としてのオーラを感じとっているのだろうか? 例えば、たんたんと続く日常の生活にまったり諦めている主婦層の中に、闘争心の主体化が始まっている……、とまではいかないような気もする。
 
 ただ、日本のJYJのファンたちの、パンクな反逆者であるはずだが、ユルユルフェイス、泣き虫キャラのユチョンがたまらなく愛おしく感じてしまうのは、多くの反逆者と呼ばれる者たちがほとんど必然的にまとってしまう鋼鉄ではあるが乾いた冷酷さではなく、途中でポキンと折れたりはしない、しなやかで柔軟な持続性と包容力を彼が身にまとっているからではないだろうか。

 その反面、末っ子で控えめにしていたはずのチャンミンの、分裂を経た上で醸成された、老練の凄みすらまとった猛者のオーラは、これまた簡単には屈しないまぎれもない若き権威の容貌を有している。

 やはり彼らは、違う道を歩んだのだ……、そう思えて仕方がなくなる時がある。

「韓国のアイドルたちは、まるで大人たちのオモチャだ」

 その道ン十年の韓流に詳しい芸能記者は吐き捨てるようにそう言った。それを持ち上げる報道には反吐が出るとも言っていた。

 ここに書くまでもなく、わたしの主要取材テーマは、日本のヤクザや中国人マフィア、そして犯罪者たちである。それは、男たちが男たちと争い、時に殺し合う現場。さらには女性や子供にまで手を掛ける男たちの争いの黙示録を作ることがわたしの基本的な仕事だと言える。

 それはあまりにも不毛な現場であり、そして乾ききったこの世の砂漠なのだ。しかし、それが今の日本の一断面であり、現実でもある。

 五人時代の東方神起の物語は、そんなわたしたちの心を温め潤わせてくれる。

 実は男同士の友情は脆く儚い。どうでもよいほんのちょっとしたことで、争い合い、そして破綻、決裂する。

 五人時代の東方神起の男同士の優しさと連帯は本物だったと思う。彼らは今、分裂してしまったとはいえ、五人それぞれの紐帯が完全に切れているとは考えにくい。

 五人の時の東方神起のことを考えている最中にも、「どこそこの不良中国人の男が誰々を刺した」とか「ヤクザが大暴れして、拳銃を発砲したらしい」などといった情報が、わたしの携帯電話に鳴り響く。

 ここ日本で起きている男同士の内戦の最中、その合間合間に東方神起が五人だった時代の映像を食い入るようにして観ている。彼らの美しい歌声と華麗なダンスを頭に叩き込んで、事件現場に行き犯罪者の取材に行く。

 男同士の争いを、男同士の優しさで乗り越える日、いつの日か、それはとてもとても遠い彼方先なのかもれないが、五人の時の東方神起の物語は、束の間かもしれないが現実に確実に夢見させてくれた。それはとてつもなく困難なのかもれないが、しかし、絶対に諦めてはいけない夢なのだ。

 不幸にも、五人の時の東方神起の後の物語に、なにやらきな臭いアウトローの匂いをわたしは嗅ぎ取ることにより、本格的に考えてみようと思うことになった。

 途方もなく遠大な理想と、干からび乾ききった現実が、彼らの問題には横たわっている。

 正直、手に負える代物ではない。

 マジでチョ―困ってしまったなぁ……というのが、今のわたしの中間考察ですね。

 
 

 

 

やっぱり大変なことになっている。

 JYJ日本公演のことだ。

 JYJファンにはおなじみの「JYJ2011 隼人ブログ」(http://blog.livedoor.jp/asian9437/archives/51719572.html)に送りつけられているコメントを読めば、それは一目瞭然だ。

「ザック・コーポレーション」でのチケット販売もそうで、本日10時に先行予約販売が開始されたが、すぐにシステムが故障。現在もシステム障害は続いているようだ。

 ある芸能記者は言う。

「JYJ側はファンの飢餓感をあおる戦略をとっている。混乱すればするほど、それだけ注目が上がると考えているのでは」

 そうではないだろう。スムーズにライブを行うことができないから、こうなっているだけのことだろう。

 また別のK-POPに詳しいライターは言う。

「JYJが干上がるのを待っているのがエイベックス側の考え方。最も稼げる日本で公演ができなければ、そうなってしまう。ファンからも忘れられていき、いつかは消えていく」

 ……彼らがそんな簡単に「干上がる」だろうか。もちろん焦りはあるだろうが。

 今回の公演も、はじめは「チャリティー」をうたい、また後援に「茨城県と交渉中」とあったが、早々にその告知は削除された。

 現場の混乱は極度のものとなっているだろうし、軽々しく書くのは控えたいが、ともかく「無理」をしていることだけは確かな情勢だ。

 会場も(予定)のまま。このような形で日本国内の十数万(もっと?)もの人間が胸苦しい思いをしながら慌てふためいている。東方神起問題を「一部の人間」だけのことと見る報道関係者は多いが、こんなことって、エンタメの世界では「よくあること」なのか?

 賛否は別れるだろうが、時間と人員をかけて、きちんと検証・報道すべきではないだろうか? 幾人かの信頼するジャーナリストには、話題を振るように努めている。

 とにかく注目だけはし続けたいと思っている。
 

関東連合K氏が傷害で逮捕。

 とか。

 警視庁が本気になれば、なんでもできるんだなぁと。六本木の夜も少しは変わるんだろうか。

 

JYJ日本公演、茨城県の国営ひたち海浜公園に!?

 とのことだが……。

 東京ドームを単独で三日間満席にする力を持っている三人が、その会場かと。

 でも、エイベックスが簡単には圧力をかけることができない「国」営。考えました、ひねり出しました、ペク・チャンジュ代表。

 しかし、エイベックスはこれで黙って済むとも思えない。どんな難癖を付けてくるのか、またも、なにやら起きるかもしれない。

 ともかく、とうとう名実ともに「国」を持ち出したJYJ。東方神起問題は、「山一抗争」の体をなしている、というのがわたしの見解です。

 しかし、ファンにとってはとても切ないことですね……。五人の東方神起ファンにとっては特に。

 だけどもこれは現実に起こっている出来事。目をそらすわけにはいきません。

 ホントに、どうなることやら……。



出所祝い、もとい出版祝い。

 昨夜、拙著『アウトロー刑事の人に言えないテクニック』(洋泉社刊)の出版祝いを行った。総勢50人以上の皆さまが集結してくれたのだが、本を持参した人間はたったの四人。「この場で売ってくれるかと思ってました」と言われた。本を持ってくるはずだった担当編集Y氏は「先日空き巣に入られ、また本日は体調が思わしくなくて……」などとわけのわからんことを言い、欠席。

 もうぅっ……、となったが、花束を持ってきてくれたアバたちがいたりと、とても楽しいパーティとなりました。
 
 みなさんに形通りの挨拶をすると、「アウトロー刑事は分かったから、小野さんの『人に言えないテクニック』はなんですか?」と聞かれ、答えに窮す。
 
 でも改めて考えると、なんでしょうね? 特にこれといったテクニックは持ち合わせていないとは思うのですが、なんとなく、そろそろ何か持っていても良いんではないかと。そうだなぁ、と深夜帰宅した後少しの間考えてしまいました。

 まあ例え、何かあったとしても、人に言えないものですから、結局は言わないんですけどね……。

 
 
アウトロー刑事の人に言えないテクニックアウトロー刑事の人に言えないテクニック
(2011/09/02)
小野 登志郎

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10,000ダウンロード、1週間で達成★ iPhone・iPad 電子書籍『 ヤクザ的な人々に学ぶ負け知らずのススメ 』 (太田出版)アプリ


 


 ……ということです。記事は→「http://news.nplus-inc.co.jp/?number=89667&action=ViewDetail」

 なんで? 世の中ほんとよくわからんことになってきとります。

 でも、ともかく、ありがとうございました。もうこうなったら本気で「全国七万の読者の皆さま」にしてしまいしょう。

 みひろと加藤鷹に挟まれて……。4年も前の本が。いやぁ、いったいどういうことなんだろう?
 



「今売れている本がわかる! 今週の電子書店ベストセラー(9/2版)」

 


 で、拙著『ヤクザ的な人々に学ぶ負け知らずのススメ』(太田出版刊)が、週間でiPhoneが二位、iPadで三位になっている。記事は→「http://blog.mediafactory.co.jp/dd/?p=27082」

 どうやら「シンスケしゃん問題」で「ヤクザ」が注目されとるかららしいが……。

 闇社会が表に出過ぎたら、表の人らから袋叩きに遭うのは当たり前。だから「闇」。闇紳士はあくまで、目立たぬようにせなならん。

 しかし、闇の御仁もだからこそ、脚光浴びる表の人間に憧れる。芸能人と闇紳士は一卵性双生児、そしてお互いの分身となる。

 今後改めて闇に潜るシンスケしゃんが、いったい何をやらかすかは、まだまだ分からない。 

 今は完売続出の週刊誌。だいぶ勧善懲悪に過ぎる感あるが、週刊誌報道がいずれ腰砕けになった後、闇のシンスケしゃん物語は再スタートを切ることになるだろう。

 背景にあるのは、部分社会の法の下の近代化。クリーンになると同時になんでも法律でギスギスする。まあ、悪いことではないだろうけど、矛盾は矛盾、不条理は不条理という精神構造が弱まると、一気に人間がヤワになる。

 ヤワなってしもうたら、「いざ」という時に、何の助けにならしましぇん。

 という本が前出拙著『ヤクザ的~』。それが今、ちょいと売れてて、まあ複雑です。

 なんぼなんでも世の中そんなクリーンなわけないやろが。今の日本人はそれ忘れてしもとるんか。
 
 と日本で一番クリーンなわたしが言うとるんで、間違いはありません(笑)。

 で、法の番人である警察も、まあ、シンスケしゃんほどじゃないけど、いろいろありますよ、と言うのが下記新刊。よろしく頼みます。


 
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「JYJ」日本公演決定。

 とはいえ、分裂した後、エイベックスとは泥沼の抗争となっているので、今後どうなるか分からない。

 日本公演の告知は下記↓

「http://www.zak.co.jp/artest/2011/JYJ/JYJ_02.html」

 チケット争奪戦は激しいものとなるだろうし、ダフ行為も横溢することだろう。

 週刊誌芸能記者の一人は言う。

「表舞台に立つことが激減したJYJの一部ファンは、彼らの露出に飢えており、とても過激化しています。少し記事にしただけで、編集部に電話をかけてきて、『いつからエイベックスの味方になったのか』、という電話がたくさん掛かってくる」

 今回の日本公演もまだ場所は告知されていない。前回の両国国技館チャリティライブでは、右翼街宣車まで登場、さらには会場を貸した相撲協会を、エイベックスが訴えるという騒ぎになった。今、水面下ではさまざまな人物が動いている。

 圧倒的な人気とパフォーマンスを誇る「JYJ」の三人。彼らが日本で堂々と公演できるのかどうか。今は目が離せない。

 

少女時代、ソヒョンがいい……。

「少女時代のソヒョンがいいね」と言ったら、美人韓流エージェントX氏から次から次へとソヒョンの画像が送られてくる。どういうことなんだ……。ソヒョンが頭の中から離れない。

 尊敬する人は? と聞かれソヒョンは「潘基文国連事務総長」と答えた。

 ソヒョンを越えたいアイドルは、今後、世界の為になることは、と聞かれたら、「国際刑事裁判所(ICC)の発展」と答えましょう。これでなんとか対抗できますから。

 今、東方神起の本を書いている。ホントにもう、心魂込めて、涙ボロボロ流しながら書いている。凄い連中だ。そして凄いことになっている。

 少女時代も凄いことになっている。ホントに凄い連中だ。そしてその中でもソヒョンがどうしようもないくらいに良いのである。

 何なのだ韓流……。どういうことになっとるんだK-POP……。

 ヤバいことになってきたけど、やはり、楽しい。 



 

 



韓流とペヨン潤さん。

 最近、ひょんなことからペヨン潤さんこと増井歩さんと仲良くなった。言うまでもなく、あのペ・ヨンジュンのモノマネ芸人の方である。

 彼を紹介してくれた構成作家の大草芳樹氏とも話したけど、ペヨン潤さん、とっても人間的にもしっかりしていて、真面目。それより何よりも、ペ・ヨンジュンだけのモノマネだけでなく、韓流全体にも造詣が深く、また、いろんな芸ができるオールマイティ型のように感じた。編集者とプロデューサーの皆さま、彼を一発屋だと誤解せず、さまざまな試みに引きずりだしていきましょう!

 やはりですね、芸能人は、エンタメは、面白いですよ。当たり前ですが、そんな当たり前のことを忘れかけていたのかもしれません。

 もちろんヤクザやマフィアは今後とも追いかけていきますが、今は東方神起、そして韓流、エイベックス浜あゆ姉さんの反乱……。

 いろいろありますねぇ。
 

プロフィール

小野登志郎

Author:小野登志郎
職業 ノンフィクション・ライター。ハードボイルドに疲れてきた三十路後半男。枯れていくばかりの人生を楽しむことにします。

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