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第二回「フォーラム・現代東アジア研究」報告

 第二回目は告知の通り、明治大学準教授の丸川哲史さんの講義を聞いた。
 
 中国研究の泰斗なだけに、丸川さんの議論はまさに多岐にわたった。中国の土地、農業問題、知識人問題、中央と地方政府の問題、中国共産党問題、主権問題等々、「中国は追い詰め続けられたてきた国」と仰るように、現代中国の歴史的矛盾を、短い時間で私たちの前に叩きつけるようにして提示、教授していただいた。正直、これを全部咀嚼するのは何年、何十年とかかることだろう。「『敵』を知ることは大事」だけれど、東アジアは大変な困難を抱えていることを改めて確認した次第だ。

 講義の詳細は、「フォーラム・現代東アジア研究」ブログにて後で公開します。まとめるの大変だろうな……。私に事務局を押し付けられたフリーライター・編集者の福田慶太さん、頑張ってくださいませぇ。

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中国の市民社会。

 村上龍さんが編集長を務めるメルマガ「JMM」(http://ryumurakami.jmm.co.jp/include/img/jmm_logo_n.gif)で、中国在住のジャーナリスト「ふるまいよしこ」さんが寄稿している「大陸の風ー現地メディアに見る中国社会」がとても面白い。中国の庶民の目線から、少しづつかもしれないが確実に成長している市民社会の姿を、ふるまいさんののブログ名「万華鏡」のように伝えてくれる。中国にも確実にリベラル派は存在しており、それはブログやツィッターで増殖を続けている。その数たるや、もはや中国当局が取り締まることは不可能なくらいになっているのだ。

 メルマガの中に登場する中国人ジャーナリスト安替さんが、「日本人はもっともっと中国語や英語で、中国人に語りかける必要がある」と言っているのが、とても耳に痛い。「イエンガン」(中国語で灰皿)と「ファーピャオ(領収証)」という、私にとって必要不可欠(?)の中国語をかろうじてマスターしているだけだが、もっともっと単語を覚えねばならぬ。そう思えるかなり良質なメルマガですね。

 

 

  

あらためて「08憲章」を読む。

 ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏の「08憲章」は、やはり素晴らしい。「フォーラム・現代東アジア研究」の講師にお呼びした丸川哲史氏の著書『魯迅と毛沢東』(以文社刊)を読みつつ、中国100年の知識人の受難を想う。

 果たして、一党独裁の超大国中国のソフト・ランディングは可能なのだろうか? 

 前近代・近代、ポスト近代が入り乱れる国日本で、未だ戦後を引きずらざるを得ない中国残留孤児の末裔たちもまた、中国の知識人たちとは違う位相で受難してきた。「日本人のいじめに対する怒り、団結、権利」を標榜したとされる「怒羅権」は、既にマフィア化し、日本の闇社会の基層を成している。

「08憲章」全文の日本語訳は、以下のアドレスで。
「http://blog.goo.ne.jp/sinpenzakki/e/597ba5ce0aa3d216cfc15f464f68cfd2」

 色褪せた戦後民主主義の側からこれを読むと、一部とはいえ中国の清新な普遍主義者の覚悟の存在に、一驚することだろう。 

 中国のある富豪の議員は、私にこう言った。
「劉暁波は、中国人民13億人の一人に過ぎず、ゴミのようなものだ。強大なる中国共産党は、劉のようなゴミを相手にすべきではない」
 これが、現在の中国の権力層にいる、隠れ民主派の精一杯の釈放要求と言えるかもしれない。

 言論の自由の無い国は、怖いものだ。
 
 北京の天安門広場で毛沢東を背景にしたベストショットを撮ろうとしてモタモタしていたら、銃を携えた怖い軍人さんに一喝されて縮み上がった私には、広場で間違っても「劉暁波を釈放せよ!」なんて言ったりはしない。だけれどもこのブログでは、劉暁波氏の受賞を称え、言論弾圧をする中国共産党を弾劾したいと思う。

 

 

海老蔵事件の裏側で。

 昨夜未明、都内上野の某所で傷害事件が発生している。被害者、加害者双方共に、中国残留孤児二世、三世グループであり、「今夜にも『返し』があるかもしれない」(某事情通氏)と、警視庁組織犯罪対策第二課は本格的な抗争に備え、上野を中心に都内で警戒に当たっている。

 報道各社は、海老蔵事件一色。その裏で勃発している抗争。闇社会は、海老蔵の周りだけではないんだけどな。

 

 

「フォーラム・現代東アジア研究」設立趣意

「フォーラム・現代東アジア研究」設立趣意

「日本を巡る状況は時々刻々と変化している。隣国中国の経済・軍事大国化、不安定なままの朝鮮半島、そして混迷を深めるばかりの我が国の政治・社会情勢。戦後60年を経て経済的繁栄を遂げたはずの日本社会は、これから本当の意味での成熟を迎えるはずだった。しかし、現状はむしろ逆で、不安定雇用、格差社会化、地縁血縁関係の断絶等、個々人は分離割拠し、社会の有機的なつながりである国民的統合や中間的共同体は失われ、新しい中世的混沌の中に放り込まれようとしている。

 この得も言えぬ国内外の不安を生きざるを得ないのが、我々の今であり未来なのかもしれない。日本と東アジア諸国は、互いの不信、不安から生起する領土問題、経済覇権競争などで牽制、角逐を繰り返しながら、一歩一歩時間を進めていくことだろう。東アジアは友好的ではない敵対的な共存の道を歩むのである。嗚呼、やんぬるかな……。

 なぁんて言っていても仕方ないので、ともかく「東アジア」に関する有識者をお呼びして、毎月一回勉強会を開こうというのが、会の趣旨といったところです。批判も批評も、やっぱり状況や事実を正確に認識してからしか始まらない。まあ、ともかく勉強いたしましょう、ということです。

 戦前、大陸浪人と呼ばれる連中がいたけれど、今現在の大陸浪人は当時の数万倍は存在する。日本国内にも東アジアの浪人というか、出稼ぎの人や移民たちが数多来ている。中には不良化する人らもいるけれど、真面目に生きている圧倒的多数の彼らとは共存共栄できるはず。というか、今もう既にそうなっているわけで、東アジアの未来はいろんな困難はあるだろうけど、長い歴史の総体として見ればとっても明るいはずだ。

 艱難あれど、それでもなお、楽観的に生き、そしてニヒリスティックに現況を見極めていくのが、「フォーラム・現代東アジア研究」でありたい、そういうことでありますね。

(主催 小野登志郎・ノンフィクションライター)」


 会のブログも新しく作成しました。将来有望な小説家候補である佐々木俊輔クンが作りました。さすがにセンスあるね。リンクに貼ってます(書いていること当ブログとほとんど変わらないけれど)。

 のんびりバリバリやっていくゾー!




 

第二回「フォーラム・現代東アジア研究」

 第二回「フォーラム・現代東アジア研究」は、明治大学准教授の丸川哲史さんにお話いただきます。日時は12月18日(土)午後五時~。

 丸川さんには、1、現代中国における改革開放とは何か。2、現在の中国において中国共産党とは何か。3、現在の中国内部のナショナリズムの構造。4、世界史における現代中国の位置等をお話いただく予定です。

 丸川さんのプロフィールは以下のウィキペディアを参照ください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E5%B7%9D%E5%93%B2%E5%8F%B2

 また近著に、『魯迅と毛沢東』(以文社・2010)『台湾ナショナリズム』(講談社選書メチエ・2010)『竹内好ーアジアとの出会い』(河出ブックス・2010)があります。

参考文献は、以下の通りです。
1 温鉄軍『中国にとって農業・農村問題とは何か』作品社
2 汪暉『思想空間としての現代中国』岩波書店

 参加希望の方は私のメールフォームにご連絡いただければと思います。皆さま、ふるってご参加くださいませ!



プロフィール

小野登志郎

Author:小野登志郎
職業 ノンフィクション・ライター。ハードボイルドに疲れてきた三十路後半男。枯れていくばかりの人生を楽しむことにします。

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