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中国の反日勢力=民主化勢力!?

 中国での反日デモに関して各新聞、雑誌等分析記事が掲載されている。似非「中国通」として、私も三つの雑誌から取材を受けたが、いずれにも反映されなかった……。無念である。

 個人的に今の中国を知るために必須の文献は、アウトローの側からなら『中国「秘密結社」が共産党政権を倒す日 』(講談社プラスアルファ新書 茅沢勤著)、そして若い中国人たちの動向に関しては、ノンフィクションライター安田峰俊氏のブログ「大陸浪人のススメ」を圧倒的にお薦めしたい。というか日本の中国関係の若い研究者のほとんどが知っているブログなんだが、中国通を名乗っていても結構知らない人がいるのが不思議である。超激変している中国人の若者のことを知らずして、今の中国は語れない(と言ってみる)。

 中国の学生にとって、かつては中国共産党に入党し政治エリートになることしか出世の道はあり得なかった。しかし、今は沿海部の発展した都市の学生ならば特にだが、共産党入党以外にも経済エリートの道が開けている。中共指導部の先兵として反日運動を繰り広げている、いわゆる中共の学生組織「中国共産主義青年団」(共青団)に入ることが、今までは優秀な学生が選ぶ出世への第一歩であり、発展の遅れた内陸部では今もその傾向が色濃く残っているだろうが、相対的に沿海部の発展した都市の大学生は、権謀術数うずまく面倒な政治エリートを目指すよりも、とっとと経営や商いの方面に行ったほうが自由で金になると考えている向きは少なくない。やっぱりマルクスの「資本の文明化作用」論は正しくて、合理的な経済活動を重視することにより自由や民主主義の道は開けてくる(今でも中共がマルクス・レーニン主義だと信じている全共闘オヤジ日本人の数の方が、それを信じる中国人よりも多いのではないだろうか(皮肉)。今回の中国での反日デモが内陸部だけだった理由の一つ(上海幇VS団派とかいっぱいあるだろうけど)が、今も中共指導部に忠誠を示している経済発展の遅れた地域=政治エリート志向の「共青団」だけだったということには、かなり大きな意味があったと考える。要するに沿海部の学生は、統制が取りづらい、ということもあったのではないか、ということだ。

 中国の大学では政治運動を許されるのは「共青団」だけで、その他のサークルでの政治活動は存在しえない。でも、別に政治サークルを名乗らなくても、例えば「アニメ研究会」や「漫画研究会」、「現代芸術研究会」などなど、いろんな名称、形を変えて文化活動している学生サークルは存在している。ある程度の中間層学生にもなれば、権力闘争やお金儲け以外にも、カルチャー志向になるわけで、それは自然と文化活動=政治活動となってしまい、ここいら辺の連中の政治リテラシーはとっても高くそして柔軟だろう。「反日運動にかこつけて、弱腰共産党政権批判に持ち込んで、民主化を達成してしまおう」くらいのことを考えられる連中がいることも確かである。実は中共指導部にとって反日運動は「諸刃の刃」そのものかもしれない。また中国の民主化は、仲間内でケンカばかりしている「天安門事件」世代に求めるよりも、今現在の若者の方が可能性はあるんではないだろうか。

 このような見方は、中国の民主化に対する超楽観的見方と言われてしまえばその通りかもしれない。それでもともかく、反日中国人の映像を見ながらムナクソ悪い思いをしている多くの日本人に、少なくない若い中国人は、リベラルで親日であることだけは強調しておきたいと思いました(試しに「王洋 上海交通大学」でググって見よう! 珍しく日本語で書いてくれてる。中国人の本音が垣間見える)。  

 





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中国、「海賊対策」放棄。

 矢部さんの「海賊研究会」に向けて鋭意取材研究中のところに、こんなニュースが飛んできた。

「アジア各国の海上警察が参加して毎年日本で開かれている海上犯罪取り締まり研修に、中国側が「業務上の都合」などを理由に参加しないと連絡してきたことが15日、分かった。尖閣諸島沖の漁船衝突事故の影響については否定しているという。
 研修は、平成12年に東京で開かれた「海賊対策国際会議」で各国が協力し海賊対策に取り組むことを確認したのを受けて13年から毎年開催。海上保安庁のほか中国や韓国、インドネシア、マレーシアなどの海上警察が参加し海賊や密輸・密航、テロなどに関する講義や実地研修を行っており、今年は10月18日~11月12日の日程で実施される。
 中国は14年から、日本の海上保安庁に当たる公安部国境管理局などの指揮官が毎年参加。海保によると、今年も国境管理局から2人が参加予定だったが、研修を主催する国際協力機構(JICA)に今月上旬、「渡航手続きが間に合わず、業務の都合もあり参加できない。尖閣問題の影響ではない」と連絡があったという
 産経新聞10月15日」

 
 へぇ~、こんな研修会やってたんだぁと思い、ある新聞記者に聞いたとろ「ああ、こういうのは上のレベルの人らが酒飲んで笑って、交流してるだけなんですよ」とのことだった。

 ふむ、でもこの「研修会」、中国が参加しないと意味をなさないのでは? でもまあ中国自体が海賊みたいなものだしね。この研修会が海賊対策ではなくて、「中国対策研修会」になったということで良いのではないかな。

 ともかく意味をなさなくなった研修会は、日本の海上保安庁も欠席して、同時日にある「海賊研究会」に出席すること、ということですかね(笑)。


「海賊研究会」の講師やります(苦笑)。

 在野の思想家、矢部史郎さんが主催する「海賊研究会」に、なぜかゲストとして呼ばれることになった。以下、矢部さんのHP「海賊共産主義へ」の文章添付します。


「この半年ほど、月2回のペースで海賊研究会をやってきた。最初は4人でゆるーく始めた研究会だったが、ようやく軌道にのってきたというか、エンジンがかかってきた。

ここで中間報告的にこれまでの流れを振り返ってみると、
第1回 廣飯研究報告(後期カール・シュミットの射程)
第2回 カール・シュミット『陸と海と』を読む
第3回 ユベール・デシャン『海賊』を読む(1)
第4回 ユベール・デシャン『海賊』を読む(2)
第5回 矢部研究報告(本源的蓄積過程と近代海賊)
第6回 ゲスト白石嘉治氏の講義(人類学者ピエール・クラストルの発見)
第7回 江ノ島で海水浴
第8回 Stephen Snelders『The Devil's Anarchy』を読む
第9回 ジョン・エスケメリング『カリブの海賊』を読む
第10回 Peter Lamborn Wilson『Pirate Utopias』を読む(1)

こうして振り返ってみると、16世紀から19世紀の近代海賊を主要にやってきたのだが、おそらく海賊という概念が形成されたのが近代なのだから、当然そういうことになるだろう。

次回は少しだけ近代を離れて、
第11回 別枝達夫『海賊の系譜』を読む。

次々回はノンフィクションライターの小野登志郎氏をゲストに招き、中国福建省の「黒社会」について講義を聴く。小野氏は、新宿歌舞伎町の「中国マフィア」に取材を重ね、昨年『龍宮城』(太田出版)を出版したノンフィクションライター。現代海賊を考えるための刺激的な議論ができると思う。
今後は、近代海賊の研究をベースにしつつ、南シナ海やインド洋の現代海賊にもふみこんでいきたい。あと、ネグリ/ハートの『帝国』も海賊的な角度でやらなきゃだね。

ちなみに海賊研究会は、アナーキストの集まりではありません。「海賊共産主義」なんて言ってるのは矢部だけで、あとは普通の学生と研究者の集まりです。勉強したい人は気軽にきてください。新宿のカフェ・ラバンデリアに集合。http://piratecom.blogspot.com/」


 ということです……。日時は11月6日(土)15時から。「カフェ・ラバンテリア」の場所は「http://cafelavanderia.blogspot.com/」


 超奇特にも参加希望の方は、私のメールアドレスにその旨送ってくださいませ。
 学生時代の頃から講演会や集会、学習会など企画してきたけど、自分が話すのはとても苦手です。はっきり言って支離滅裂になります。それに、そういえば福建省にも行ったこと無いし。

 どうなるんだろ……。よく分かってないけど、矢部さんとのおバカなトークは楽しいからいいか。

 ということで、どうぞよろしくお願いいたします。





情報漏洩問題。

 先日ひょんなことから、当ブログの愛読者の方と出会ってしまった。そのお方はさる上品な業界のナイスガイで、それにもかかわらず歌舞伎町や闇社会のあれこれについて興味を持っているとのことだった。喜びのあまり、つい全国7万の読者の代表者に任命してしまった。代表者になれなくて「あークソーー」と思った方にはマコトに申し訳ないことをしてしまった。臥してここにお詫びいたします……。

 それはそうと「情報漏洩」である。NHK記者のアレである。家宅捜索情報を流した動機は、「恩を売りたかった」みたいなものだろう。メールで知らせたというから、なんというか大胆を通り越して無謀である。「ばれたら大変なことになります」(当該記者)と「用心」にもメールに書いたとあるが、これではバレバレだ。彼に情報を流した記者が誰なのか、NHK内部や捜査当局は追及中だというが、そうなったら最終的に情報を流した大元である捜査官も問題になるわけで、結局これで報道関係者に対して警察の口はさらに固くなる。数多いるベテラン記者ならずとも、「あのね、自分の首締めること、やんないでよ」とうんざりゲンナリすることしきりである。

 こんなこと、大手マスコミ各社の人は絶対認めないだろうからあえて書くが、全てとは言わないが、少なくない事例の捜査情報は漏れている、というのがやっぱり現場の現実ではなかろうか。めでたく逮捕という記事しか掲載されないから仕方ないのだが、取材をしていると、何十人もの捜査員が何カ月もの間内偵を進めていざ着手という段階になって「逃げられました」となった話はよく聞いたりすることがある。警察用語で「通する」、ヤクザ用語で「チンコロ」の通謀は、私なんぞが言うまでもなく最低の行為である。でも、やっぱりあり得ることなのだ。しかし、そのチンコロヤローが、自他共に偉そうに「ジャーナリスト」と呼ばれるNHKの記者だというのは、もう罵倒の表現を二時間くらい考えないと書き足りないので、そうなると大事な打ち合わせに遅れてしまうので、当ブログではこれくらいにしといてやる。

 でもですね。やっぱり捜査関係者と当該被疑者の間に入って、それこそ眠らずに情報を取っている記者、ジャーナリストにとって、捜査情報の取材こそ、シビアな境界線にある技術と倫理が問われるプロフェッショナルの領域だろう。チンコロしないと取材先から信用が得られない技量の無さは、青二才の私なんぞだって分かる話である。でも、今回の事例は、メールアホ記者は言うに及ばないが、こんなアホを信用して情報を流したとされる他社の記者こそ、実は問題なのかもしれない。捜査関係者から極秘の捜査情報を聞けるほどの取材力がありながら(他の番記者も普通に知っていたのかもしれないが)、なんでそんなことしたの、もしや、慣例にすらなっているんでないの? と勘繰らざるを得ないではないか!

 この問題は、私が個人的にお付き合いをしている、優秀できちんとしたジャーナリストである他のNHK記者さんたちの苦渋を慮ることもさりながら、NHKの肩書を持つ社会的地位のある「ジャーナリスト」が、こんなしょっぼいチンコロなんぞを暴露されてしまえば、私のようなフリーのライターがさらに「不信」の目で見られてしまうのは必定である。大手マスコミの地平から、フリーのライターのことを日ごろ「ブラック」だのと言っているくせに、「ブラックなのはアンタ」と言い返せたのは良いけれど、でもね、まったくの社会的ゼロ(マイナス?)地点から、こつこつと信用を得るために、こちらがどんだけ苦労を重ねているのか、アホ記者さん、せめてこの機会にじっくり考えるか、それができないなら、即刻仕事辞めてくださいませ。もうなんか自虐的になるけれど、あんたらがチンコロするのは勝手だけど、せめてバレるなよ! とさえ言いたくもなるのである(そういう問題でないのはもちろん言うまでないです……)。

 少し話がズレるけど、左右の過激派の世界では「ガサ対」という家宅捜索対策が徹底している。誰かが不当な(正当な?)政治弾圧を受けた時、仲間が警察当局の家宅捜索より早く、自宅など当該関係先から別件の証拠となるブツを迅速に別の場所に移動させるのである。証拠隠滅の疑いを掛けられることを承知の上で、当該や他の仲間の保全に身体を賭けるのだ。これはヤクザの世界も同じで、良いか悪いかの価値判断とは別に、それぞれの信念の元、無私の姿勢が問われる行為である。

 メールアホ記者よ。アンタはNHK記者という高みの地平から、自分の身をカッコに括って安全だと思っていたのだろう。「バレると大変になる」と本気で思っていたのなら、メールなんかに残さない。高をくくっていたのである、それもかなりの上から目線で。追い込まれた親方に対して恩着せがましくもある。チンコロするなら、せめて逮捕覚悟でやんなさい。
 
 私の知るさる有名なジャーナリストは言っていた。
「ここぞという時には、自分の片腕一本失うことを覚悟の上で、取材潜入せねばならない時がある」
 大相撲のあれやこれやが「ここぞ」なのか知らないが、大方の人はこう思うだろう。
「アンタ、何やってんの?」

 でも、そう言いながらやっぱり私は片腕を失くしたくはない。退きますね、そういう時は。だって、その高名なジャーナリストも今も五体満足ですもの。じゃあ「ここぞ」という時に捜査情報を漏らしていい訳でもないだろうし。「ここぞ」と「片腕一本」、この辺が本物のジャーナリストと呼ばれる人らが必然的に出会うハードボイルドなんでしょうね。う~ん、私にはやっぱり難しいです……。

 ともかく、腹の立つ事件でした。

 あと、また話がズレますが、昨年発生した板橋区資産家強盗殺人放火事件、産経新聞がすっぱ抜いてました。それによると日中混成強盗団の可能性ありとのこと。真偽のほどは分からないが、いろんな噂は聞いている。産経新聞社会部は、不良中国人問題に関してはホントに強いです。

 続報を期待したい。 



 






プロフィール

小野登志郎

Author:小野登志郎
職業 ノンフィクション・ライター。ハードボイルドに疲れてきた三十路後半男。枯れていくばかりの人生を楽しむことにします。

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