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東アジア国際犯罪組織の誕生と跋扈。

 日本、中国、朝鮮半島の「東アジア国際犯罪組織」というしか表現のしようがない集団が、確かに存在している。あくまでも例えばの話だが、その集団の構成員が、在日韓国・朝鮮人二世、残留孤児二世、帰化中国人、台湾人、それから日本人。そしてまた、彼らの配偶者がそれぞれの国籍、民族をまたぐといったように。彼らのアイデンティティは、ナショナルなものを全く持たないとは言えないが、その利害がもはや一国単位のものではないのは、国際化した資本の論理とまったく違わない。資本の最前線にはアウトローが存在し、国家(軍、警察、徴税官)はその後を追う。

 現在、日中間の領土問題で激しいつばぜり合いが行われている最中だが、彼ら東アジアの国際的アウトローたちは、その争いの海の上をスイスイと行き来している。国家間の諍いは、闇社会の交流にいささかの悪影響ももたらさないばかりか、ある部分においては、彼らの存在が一つのファクターとさえなる場合もある。大陸中国、香港、台湾の反日集団は、そのナショナリズムの濃淡、自由と民主主義の在り方など、それぞれ分けて考える必要があるのだが、例えばこれら中国サイドの右翼過激派は、闇社会の色が濃くアウトローの血統を持っている場合が少なくない。「戦争的危機」すらはらむ領土問題が、国家間のナショナルとインターナショナルの角逐と妥協をあられもなく現出させるが、これを闇社会から見ると、ある種の機会となるのである。「国家間の争いは、アウトローにとってまたとないチャンスである」。国家の「威信」をかけた禁輸措置は密輸を生み、国家の「理性的」な調停を超えた無謀な行為は英雄を生む。

 国家と資本の関係はよく語られるが、国家と資本とアウトローについては、あんまり語られない。その好著とも呼べる本が先ごろ毎日新聞出版局から出版される。『白狼伝』(宮崎学著)。私もほんの少しお手伝いした本で、もの凄い時間と労力がかけられている。著書の中の現代中国論は白眉であり、国家とは、アウトローとはを深く考えさせられる。強くお勧めしたい。

 新宿や池袋に行くと、領土問題について在日中国人たちと日本人たちは喧々諤々の論争となっている。その渦中に身を置きながら、国家とアウトローについていろいろ考えることが多い日々を送っています。


◆注 コメント欄にとても鋭すぎるご意見やご質問を投稿される方々があるのですが、まことに申し訳ないのですが、いろいろ考えあぐねた結果、この場では公表できないと判断させていただくものがあります。私のメールにお送りいただき返信先をお教えいただけば、ご回答や御礼をすることができます。せっかくのご厚情、むげにしてあいスミマセンが、どうかよろしくお願いする次第であります。(小野)

 
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小野登志郎

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職業 ノンフィクション・ライター。ハードボイルドに疲れてきた三十路後半男。枯れていくばかりの人生を楽しむことにします。

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