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4周年。

 昨日は都内でひっそり営業している私のお店で、4周年記念パーティーを開いた。狭い店で座れない人がでてしまうのが心苦しく、今回は親しくさせていただいている関係者の皆様だけご招待させていただいた。しかし、やはり立ち飲みを余儀なくされた方も出てしまった。申し訳ありませんでした。さらには、いつもはひっくり返る大場がしゃんとして、逆に疲れてしまった私がダウンしてしまった。深夜3時を過ぎても「チャーハンが食べたい」とむずかるライターのユーリを店から叩き出すのに一苦労したが、それが限界。早朝野球に慣れた今の健康体では、取材対象者から午前6時に飲みを誘われていた『龍宮城』時の取材は望むべくもないだろう。つくづく融通が利かない、柔軟性の無い身体になってしまったことを痛感する。

 広いお店が持ちたいと思っている。ライターなのに店なんかやって、とかいろいろ言われているが、なんと言いますか、好きなんですね、人が集まるのが。いつもはパソコンの前で孤独にパコパコやってるからかもしれませんが、皆さんに喜んでもらえるのが嬉しいというのはあるんですね。仕方ねぇなと思い、来店くださっている方もいるとは思いますが、私どもなりに必死にやっております。少しずつではありますが、改善するべき、できるとことろは直しながら4年が経ってきたように思います。皆様、今後とも温かく見守ってくだされば幸いなのです。
 
 しかし、私が敬愛しているとある報道関係者I氏が愛妻殿を伴って来店くださったことは、とてもうれしかった。彼は、いろいろと面倒のある立場にありながら、次々と新しい材料、視点を持ちこんで報道している方なのですが、かなりヤバい人間をぎりぎりのラインまで取材していきながら、人が時に踏み外してしまいがちなところを飄々と乗り越えていくんですね。しっかとした職業倫理というか論理を確保している先輩だと思います。そういう方と共にある伴侶殿もまた、知的な美しさを持つ方で、場が華やぎます。いろんな理屈をこねくり回すよりも、このような華やぎこそが状況を変えていくこともあり、素直にいいなあと感じ入った次第です。こういう出会いがあることが、「ライターのくせに」お店をを続けている理由なんだなぁと改めて思いいたった次第です。

 パパラッチだらけの魔窟であるはずのお店で、名刺を配りまくっていた某省の官僚殿もフラットな気さくさを振りまいていて、とても良かった。某新聞社でワーカホリックになっている学生時代の後輩Kも、なんだかむやみに立派になっているし、長く付き合いのある同世代の連中も、どんどんハクが付いていっている。私もがんばらないとなあと思いながら、乱痴気ではありますが、しかし、自分のやるべき何かを一つずつこなしていく誠実さも感じられた夜なのでした。
 
 でも、疲れたぁ~……。 

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民主と幸。

 はっきり言って、私は鳩山幸さんが好きです。親しい週刊誌記者が、その幸さんのアラ探しにアメリカにまで飛んでいくと聞いて、「行ってらっしゃい」と言いながらも、私は内心この男をどうかしてやらんといかんと本気で思ったものでした。「宇宙話」で盛り上がっているが、なかなかどうして、とても知的で肝の据わっている方らしいですよ。でも表面的には、物腰優雅で言葉もハキハキしていて、そしてどこか天然。こんなアラシックスは、日本の総理夫人史上最高傑作なのは間違いなく、今後の新しい女性像の一つになるやもしれない存在なのだ。私は静かに彼女を守る決意をしているのでした。

 とはいえ、民主党にはいろんな問題が山積しているのは事実のようだ。「内憂外患」と、ある民主党の幹部が言っていたが、外患はともかく内憂すら処理できていないのが実情なのだろう。与党として鉄壁のガードを誇ってきた自民党に長く対峙してきた記者連中にとって、民主党のガードの低さは、時に呆気にとられることもあるほどらしい。私も以前、覚せい剤で捕まった民主党議員の取材をやったことがあるが、「こんなのが政治家やってんの?」と、まだまだ日本は捨てたものじゃないと深く慨嘆したものです。寄りあい所帯の引き締め役で、公然と院政を敷いている小沢一郎にしても、その病状の深刻さは私の耳にもよく入ってきており、やはりいつその時がきてもおかしくないということのようだ。周辺では、世襲禁止を掲げる民主党の中で、第三あたりの秘書を務める小沢氏の実子さんはどうするのかと、話題にもなっていた。モンスター小沢の息子さん、どんな人なんだろうとしきりに興味がわく今日この頃であります。

 鳩山幸さんは、先の大戦中上海で生まれている。上海と言えばそうだった、私の第二の拠点となるべき場所。なんだ、私の守備範囲ではないかと、今度上海に行った時には、ちゃんとした応援団長になれるかどうか分かりませんが、その生家なりを取材してこようと思っているところです。鳩山政権がどれほど続くのか分かりませんが、夫が倒れても、まだ幸さんがいる! がんばれ、がんばれ、幸さん! 頑迷でハードボイルドを地で行く(はずの)一ノンフィクションライターの、必死のエールなのでした。 



敗戦処理。

 先日横浜で、炎上した。野球のことだが、相手チームがなかなか強くて、一試合目は5-2の善戦(負け)だったが、二試合目は、こちらのピッチャーが揃っていなくて、3回裏の段階で15-2の大差がついた。そこで、のこのこしゃしゃり出てきたのが私で、消化試合を鮮やかに終わらせようとしたのが大きな間違いだった。なんと、一回で15点も取られてしまったのだ。球種も緩急も無い投球は、相手チームの良いバッティングピッチャー状態となってしまい、いつ果てるともしれない猛攻にマウンド上の私は、かつて味わったことのないハイな気分になっていたのでした。エラーも多く、自責点はその半分くらいだったと思うが、敗戦処理ですらそれなりに力のある者でないと上手くできないということを学んだ。その上に、翌日肩から手に掛けて激しい痛みを覚え、今後の野球人生における再起不能の危機に陥るというオマケもついた。こうやってパソコンを打つだけでも痛い。短いシーズンだった……。

 ところで、横浜から帰京する途中で気が付いたのだが、JRの車掌さんには結構女性が多く、そして綺麗な方も少なくない。JR関係者に聞くと、JRの女性車掌の美人度はそれなりに有名らしく、電車オタクの男性社員とは違い、制服萌えの女性社員もいるという。ある女性車掌さんは、仕事中変なオジサンから「死ね」や「殺すぞ」とかの危険な罵声を受けることは毎度のことで、プラットフォームに立つ時には、必ず背後を見ることにしているらしい。まだ問題化いてはいないけど、今後ストーカーも出てくるかもしれない。

 横浜からのJR車中、ある雑誌で金正男のそっくりさんで出演した人物と居合わせた。ぼかして撮ったその写真はまさにジョンナムそのもので、実際のそっくりさんも、見ようによってはジョンナムだった。でも、まじめなサラリーマンでとても好感の持てる人物でもあった。変装して一緒に中国やなんかに行ったりしたら国際問題になるかもなあなどと思ったりもした。

 私の中でJRと言えば革マル派だったのだが、学生時代に会った革マル派の活動家は皆、電車に乗る時だけでなく、いつも背後を気にして生活を送っていた。まるで虚しいことだけど、そのような緊張感にちょっぴり憧れていた時代もあった。横浜で敗戦処理に失敗し、美人車掌を眺めながらジョンナムと一緒に居眠りした深夜のJR車中は、なんだかとても弛緩した空気が流れていた。持ち合わせた沢木耕太郎著『テロルの決算』の山口二矢と浅沼稲次郎は、無意味に終わったその政治的行動の末に一瞬の煌めきを放って散っていったが、野球においても政治運動においても、その一瞬を味わうことなく惰眠に埋もれていく他ない不完全な人生を、JR車中において物言わぬジョンナムと共に、想った。



 

パチンコ

 ある取材のおかげでパチンコ業界について少しずつだが詳しくなってきている。それはそれでいいのだが、パチンコ業界人の一人は、私が出版界の人間だと知るや、後日とんでもないことを依頼してきた。曰く「鳥山明を紹介してくれ」ふ~む……。いい加減にしてくれやす。パチスロのキャラクターに使いたいということで、メーカーのおエラ方が何度も頼んでいるらしい。でも鳥山先生は「子供の夢を壊したくない」と頑なに拒んでいるという。「だからアンタに頼んどるんやないか!」って、無理に決まっとるじゃろうが!

 不況に強いと言われるパチンコ業界だが、五号機になってあんまり儲からなくなったせいか、どんどんパチンコ店は潰れていっている。五年前には日本全国に二万店舗あったが、今は一万二千前後だという。だから、なり振りかまわず客の食い付きのよさそうな有名キャラクターを使いたいのだろう。ドラゴンボールは無理のようだが、名前は伏せるが誰もがあっと驚く有名歌手のオファーが進んでいるそうで、その契約料は十億円を超える見通しだとも。やはり金が唸る世界である。

 パチンコ業界の聖地は、東京の東上野と名古屋なのだが、裏社会とも仲の良い業界なだけに、この土地との関係を調べてみるといろいろと面白いことが分かってくる。たとえば、名古屋といば山口組六代目のお膝元。本拠の神戸、大阪を押しのけて一番手に上り詰めた資金力はこのあたりからも推測できるというもの。

 押尾学の保釈金を払った「友達」だと言われるパチンコ業界人もそうだけど、芸能人とパチンコ業界は昔から大の仲良し。神田うのもそうだし、最近では伊東美咲と結婚報道のあった京楽というパチンコメーカー社長も名古屋。この辺の話、だいぶ面白そうなんだけど、まあ、この辺でストップする他なしという感じです。

 こんな不況の時代に、儲かっている人ってどうやっているんだろう? と素直に感じ入っているのだが、IT系ではないアナログな世界は今も元気にやってるようだ。お金儲けのこと、あんまり真面目に考えてこなかった私は今や赤貧街道をまっしぐらとう感じになっていますが、欲に釣られないよう日々精進する他なしと思う今日この頃なのであります。



ノリピーとワルノリ

 明治学院大学教授の文芸批評家四方田犬彦氏が「酒井法子を擁護する」と題した記事を載せている(産経ニュース「邂逅 カルチャー時評」 http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090913/acd0909130756005-n1.htm)。

「(前略)敗戦直後の田中英光や坂口安吾といった文学者は、ヒロポンやアドルムを常用しながら敗戦の絶望感を克服して、戦後文学に残る記念碑的な小説を書き上げた。覚醒剤を絶対の悪と見なすなら、彼らの業績を「国文学界」は全否定しなければなるまい。欠損家庭に育ち、過剰なストレスのなかを生き延びてきた酒井容疑者が、虚像とはいえ理想的な人生を構築してきたことには、もう少し共感の眼差(まなざ)しが寄せられてもいいのではないか」

 こう書いた上で四方田氏は「かくなる上はのりピーも愛称を『悪ピー』と変え」てはどうかと、ちょっぴり悪のりしてこの短い論稿を締めているが、酒井法子を芸能者、異能者として理解、共感する文章に初めて出会ったように思う。こんなことを書けば「この人もやってるんじゃないの」と下種の勘ぐりを受けることを覚悟の上で書いているのだろう。この論考は、事を両面から理解するに必要な考えだと私は思う。こう書けば即「薬物を擁護するのか!」といったある種の中毒みたいに困った手合いはともかく、彼女がそうせざるを得なかった何かに思いを馳せることは、至極まっとうな態度なのではなかろうか。

 私らの一部では「『いただきマンモス!』『のりぴー、うれピー!』なんて言い続けられるなんてシャブ打ってないと言えないよな」などと冗談で言い合っていたりもしたが、その酒井法子を見て癒された人々が相当数いたことは事実なわけで、覚せい剤をやっていたことが分かった途端「裏切られた」などと言う方がよほどラリっているだろう。保釈後謝罪会見をやるらしいが、「ごめんなさい」と言われることでなにほどのものがあるのだろうか。さっぱりわからないというのが私の本音である。

 とはいえ私も取材で中毒者に会うことが何度もあり、そのたびにやはり辞めるように言ってはいる。しかし、無駄である。「シャブ中を治せる薬はシャブしかない」とまで言われるほど、その恍惚感は捨てがたく、また中毒性は高いのだろう。夜回り先生がこんなことを言っていたと思う。「中毒者のためを本当に思うのなら例え親友でも、それだからこそ警察に通報してあげてください」取材者の立場ではできないことながら、自分では止められないのだから、そういうことなんだろうと思っている。

 しかし、酒井法子や押尾学(こっちはムカつく何かがあるんだけど)でワルノリしているのはマスコミのわけで、なんとも言えないムナクソ悪さがこみ上がる。先日ある大学病院の先生と会食したが、「麻薬は医療関係者にとって必要不可欠のものですから」などといろんな麻酔についてのウンチクを語っていただいたが、パラレルに薬物と中毒について考えることができたように思える。端的に言えば、覚せい剤でしか癒せなかったその人の苦悩の内実を理解、共感することからしか、その治療法は見出せないというのがまっとうな医療関係者の達観するところなのだ(まあ科学では理解しきれないというところから、文学が出てこざるをえないということもあるのだろうが)。ともかく「いきなり正義君」になって叩けばいいというものではないだろ、なのである。

 薬物をめぐる「こっち側」と「あっち側」で、「許せない」と「可哀そう」といった本音と建前が交錯し複雑な思いをしている人も少なからずいると思われるが、バランスを欠いた言論状況の中、あえて火中の栗を拾った四方田教授はやっぱりエライんだなあと思った次第です。そして、こういう立ち位置、場所で仕事しなければ、私も未来は無いなあと癒され難い焦燥感に浸ったということでもありまする。 


 

野球の日々

 このところ野球ばかりしている。M出版チームだけでなく、写真家八木澤高明氏率いる横浜銀蠅もとい黄金町チームにもお誘いがかかり、のこのこ横浜まで出かけて行ったりして、とにかく楽しすぎる。最近は「上手いね」なんて言われるのにも慣れてくるほどの復調ぶりで、これでPL学園に入れるかなと、しごくご満悦です。

 「オールナイツ!」などとなにかと語尾に「ツ」をつける八木澤さんだが、豪放磊落という言葉がぴったりのこの方の写真を見ていると、「何を見たらいいのか」ということを感じさせてくれる。私は写真は素人なので良し悪しなんて論じたりはしないけど、こんなとこ見てるんだあと思わず見入ってしまう写真だと思う。そんな彼らと野球して、マニラやバンコクで合宿できたらいいなと思う今日この頃である。

 さて仕事だが、今のところ『龍宮城』の続編の前段取材をしているところだが、そろそろさる新聞で「超大型」の中国人不良集団についての連載が始まるはずである。ちょこちょこ耳に入ってくる情報だと、マジでヤバいところまで取材をしているようで、さすがに大組織というか高スペックのエリート集団が本気でやるとえらいもんだなと感じ入ってしまう。私のようなチンピラがやれるところというのを、もう一度吟味する良い機会だとも考えている。

 しかし横浜はいいなあ。野球後、黄金町で「聞き舎」というバーを経営している田村さんというナイスな三十路お兄さんに簡単に街を紹介していただいたが、なんというか落ち着いたオサレさを感じさせてくれる街である。田村さんみたいに知的で落ち着いたお兄さんがいるかと思えば、とっぽいアンちゃんとネエちゃんらがあたりを闊歩していて、新宿に比べ人口の密度も適当に思えるし、閉塞的でもない。一度この街に住みたいと思ってしまう。昔ちょんの間だったという聞き舎の二階兼前述八木澤氏事務所の三畳間で一泊させていただいたが、不運にもこの街で亡くなった女たちによる金縛りにあったのかぐっすりと眠ることができた。地域社会と隔絶した生活を十数年送ってきたが、この街のコミュニティにはちょっぴり期待したいと思ったりもした。

 でもまあ、横浜に住んだらまた、各種不良たちの取材をしてしまうんだろうな。『龍宮城』の続編の構想はただただ肥大していくばかりですが、なんとか日々をシノいでいるところでありまする。 
 


プロフィール

小野登志郎

Author:小野登志郎
職業 ノンフィクション・ライター。ハードボイルドに疲れてきた三十路後半男。枯れていくばかりの人生を楽しむことにします。

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