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不穏な時代。

 昨日会ったあるジャーナリストがこんなことを言っていた。
 
「なんで今の右翼は、厚生省を襲わないんだろうか、と思うね。ある右翼の大物とそんな話をしたよ」

 そして下記の事件である。

「18日午後6時半ごろ、東京都中野区上鷺宮、元厚生事務次官、吉原健二さん宅の玄関先で、吉原さんの妻、靖子さん(72)が胸を刺されたと119番通報があった。靖子さんは病院に運ばれ、意識はあるが重傷だという。

 宅配便を装った男が刺したとの情報もある。同日午前にはさいたま市で元厚生事務次官、山口剛彦さん(66)夫妻が刺殺される事件があり、警視庁では2つの事件の関連性も含め捜査している。

 吉原さんは昭和30年に旧厚生省に入省、63年に厚生事務次官に就任。平成2年に退官後は、厚生年金基金連合会理事長や厚生年金振興事業団理事長などを歴任した。

 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081118/crm0811182124040-n1.htm 」


 いまだ犯人は逃走中であり、一人なのかそれとも複数なのか、そしていかなる背景を持った人物であるかいずれも不明であるが、「連続テロ?」との見方もあり、なにやら嫌な感じのする事件である。
 
 未曾有の不況下、各地で不穏な雰囲気が醸成されつつあるが、気分だけは楽しくありたいと思う昨今である。


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アイデンティティ喪失型殺人?

 また起きてしまった……。

「「誰でも良かった」…スーパー店員刺した男逮捕

 スーパーで女性(53)の胸をバタフライナイフで刺したとして、警視庁青梅署は26日、殺人未遂などの疑いで、東京都青梅市河辺町、シロアリ駆除会社社員、大越粒巧容疑者(22)を逮捕した。大越容疑者は「普段から社長に仕事で文句を言われ、(犯行を起こして)恥をかかせてやろうと思った」と供述。女性とは面識がなく、「誰でもいいから殺そうと思った」と話しているという。

 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080726/crm0807261246011-n1.htm」

 様々な識者が見解を述べまくっているのに、私なんぞが何を書いても意味なんてないから、まあそういうことなんで勝手に書いてみたい。

「誰でもよかった」「自爆」型無差別殺人事件は、やはり、自分の未来の展望を喪失していることから起こっているんだろう。仕事がうまくいかなった、人間関係がうまくいかないなどなど、ちょっとしたことで暴発するのは昔からあったことだが、今のそれは、なんでかねぇ度が高いようには見える。

 経済状況の悪化、格差社会の進行などからこれら事件を結びつけるのは左派だけど、私もその要因をだいたいにおいて支持はするが、しかし、それだけではないだろうとも思う。やはり、個人のアイデンティティ不安が、経済環境だけでない、新しい時代の精神についてこれないが故に増幅されているように思える。

 なんでまたそんなに不安なのかねぇ、と言われても、そりゃ地殻変動が早すぎるし激しすぎるから仕方がない。その変動を知覚できない鈍感な人は、結果としてセーフになるけど(でもこれがまたウザイ)、知覚はできるけど、適応できないって人は、アウトになってしまう。そんな気がしますね。

 不幸なことだけど、この崩落状況は今に始まったわけではなく、今は次々に現出してくる時期であると思う。対応として、今後いや増しに法律の厳罰化は進行するだろうし(前から不安だけあって、厳罰化は進んでいたんだけど)、ヒステリックな言説が、そのまますんなり受容される環境は今後ますます醸成されていくことだろう。要は、アウトになる個人に、その責の全てをおっ被せて、ハイ、安心しましょう、ということになるだろうけど、それじゃ、やっぱり安心できないし、事件は減ることはない。事件を起こす環境を、進行させていくだけのような気がする。

 突飛だけど、いろんなヤクザや詐欺師といったアウトローたちを見ているが、そういう人たちは確かに、本当に「悪い」人たちです。しかし、こういった「悪い」ひとたちは、無差別型殺人を起こすわけでもなく、それどころか、このような時代に動物的に対応しているかのように見える。なんというかな、近代化されていない身体感覚を持っているというか、そんな人ほど、乱世的状況には適応しやすいのかなと、実感として感じるものがやはりある。「オレは模範的な日本人じゃい」とかいう、近代的な国民のアイデンティティを端からもっていない人たちは、今のアイデンティティの不安から、相対的に自由でいられるのかもしれない。

「動機は?」と聞かれて「認められたかったから」なんていう無差別型は、「誰に?」と聞かれて「カゾク」とか「スキナヒト」とか「トモダチ」とか「シャチョー」とかいろいろ言うだろうけど、要は、共同体の眼差しから疎外されていると感じているということだと思う。村落共同体が崩壊し、より大きな国民国家に包摂された共同体の一大フィクションから、見捨てられた感を持っているということで、「オレって、何?」みたいになっているんだろう。「オレ」なんて初めから、そして今後とも「無い」んだけど、在るように思わせてくれた共同体の不安定化とそれに伴う冷たさに対して、愚かにも「ガツ~ン!」とかましてしまっているのが、昨今の事件だと私は思う。

 こういったシステムの地殻変動に伴うアイデンティティ不安に関しては、本人たちの思惑や主義とは別に、結果として部分社会化している右派左派及び宗教団体が強力な安全弁になるとは思うけれど、今は、それも通用しなくなっているということの証左なのかもしれない。右派左派や宗教団体に魅力を感じない(入ることができない?)寸借ライターNが、自分の周りに、暴発一歩手前の人たちを自然と集めてしまっているところなどは、無意識の直感による彼の一種の倫理的行動なのかもしれないけれど、かといってNが寸借の帝王であることはまごうことなき事実なので、私は一切褒めたりはしないんだけど!
 
 客観的に正しいか間違っているかとは別に、事実として「見捨てられた感」を持っている人間たちは、今後もどんどん増えていくことだろう。そのお世話を、もはや近代の国民国家は物理的にできなくなってしまった時代に入っていると私は思う。最初から「見捨てられているんだよ、オイラは!」っていうアウトローの皆さんが、なぜかそれなりに元気になっている姿を見て(あるヤクザは心機一転、トラックの運ちゃんを始めた。シャブ中だったのに)、「主人と奴隷の関係」の再現をこの時代に見ることなる予感がちょっぴりしています。それは万人が幸せになる時代ではまったくないだろうけど、反面、過去数十年の間では考えられなかったほどの相互扶助の精神が必要とされるだろうし、その相互扶助の現場は、過去数十年になかった喜怒哀楽を享受することのできるものとなるに違いない、と断言することで、私は今日は安心したいと思ったりしました。






  




 

早稲田の衝突

 早稲田大学で小さな衝突が起きたみたいだ。

 http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080508/crm0805081350022-n1.htm

 少し前までならこういった衝突が起きると革マル派の存在が噂されるのが常だったが、今回はあまりないようだ。少しくらいは参加してそうだけど、数百人もの動員はもはや全国から集めても無理だし、反中国キャンペーンはその種ではない人々も多く参加しているわけで、よくも悪くも革マル派幻想はさすがに出なかったようだ。

 革マル派幻想といえば、JR総連の頭目松崎明が宮崎学氏のインタビューを受けて本になっている『松崎明秘録』(同時代社刊)。事情通なら相当楽しめる内容なのだが、要は松崎は革マル派から離脱していると言うわけだ。先日宮崎氏に尋ねたら「革マルじゃない」と断言されていた。私もそうだろうとは思っていた。

松崎明秘録松崎明秘録
(2008/04/23)
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 革マル派の元幹部数名に話を聞いたことがある。ひとりは半ば監禁状態に置かれた人物で、精神を患ってさえいた。その元幹部たちが「JR総連は革マルから脱退している」と明言していたのだが、このことを当時『週刊現代』に「JR労組、革マル派説」(の感じ)で連載中だったので知り合いの「現代」編集者に告げたのだが、完全無視された覚えがある。革マル派は確かに不気味だし気持ち悪いだろうけど、あまり幻想を炊きつけると余計ソフトランディングし難くなるし、周囲を昂じさせることになるだろうに、と思っていた。その意味では、宮崎氏の仕事は革マル派にある意味引導を渡す著作となるかもしれない(数%の可能性で松崎が革マル派であるかもしれないが、そうだとしたら老狐目を騙せたとして、それはそれで凄い。でも、やはりあり得ないだろうな)。松崎が革マル派の同盟員ではないとしても、JR総連が革マルチックなのはそうなのだろうけど、やはり公安情報だけに頼って物を書いちゃいかんでしょと、思ったりもした次第だ。

「フリーチベット」を叫ぶ人々の中に「早稲田大学は在野精神を取り戻せ」とかなんとか書いていたプラカードを首にぶら下げている人がいたが、早稲田が在野だった時代があったのかと思う。90年代後半、革マルに入ってしまった元ラグビー部で金八先生のモノマネが上手かった彼が今どうなっているのだろうかと思うと同時に、革マル派がいなくなった早稲田のキャンパスで、新しい学生の動きがあればいいのになと感じ入ったりしました。

  





経歴詐称疑惑

 自称23歳の沢本あすかが実は30歳だったという疑惑があったが、当方には大臣経験者で、日本最初の女性総理の声も少なくないある女性代議士の経歴詐称疑惑の話が持ちこもれた。どうやら行ってもいない大学の卒業者と偽っているらしい。かぎまわっている連中も怪しいが、永田町の一部では怪文書も流されたという。件の女性代議士、権力の階段を順調に上ってきたが、その分敵も多い。内閣改造、総選挙などタイミングを見計らって爆発するかもしれないネタではある。

 女子アイドルの詐称といえばBWHだが、そのヘンのところはガキはともかく国民の多くは騙されなくなった。まあ騙されても大した問題ではないのだが、政治家と芸能人と小説家に本当のことを言う人はいない、という共通理解が深まると世の中少しはよくなるかもしれない。

 浜松のブラジル人歓楽街に行きそびれた。寸借ライターNに誘われたのだが、ちょっと都合が付かなかった。ラテン系はいい。皆本当のことに興味がないような振りして生きてる感じがする。沢本あすかも是非、23歳と言い続けて欲しい。



プロフィール

小野登志郎

Author:小野登志郎
職業 ノンフィクション・ライター。ハードボイルドに疲れてきた三十路後半男。枯れていくばかりの人生を楽しむことにします。

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