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大先輩センセーからの指令……。

 かれこれ10年以上前、わたしをライター稼業という「極道」に突き落とした先輩に当たるセンセーに拙著の宣伝頼んだら、「じゃ、チミもアタチの宣伝やりなさい!」と来た。

 で、下記。


 
大奥御典医 (二見文庫)大奥御典医 (二見文庫)
(2011/07/26)
横山 重彦

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今夜僕は継母と美姉を独占する (フランス書院文庫)今夜僕は継母と美姉を独占する (フランス書院文庫)
(2011/08/23)
有馬 童子

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 センパイ……、エロいす。エロすぎす……。いったい何をやっとるとですか。
 
 ということで、皆さま、合わせてご購読お願いいたします!


 


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自由だなぁ……と。

『週刊文春』8月25日号の中村うさぎさんの連載に度肝を抜かれた。「『女』からの解放」と題して、結成した「閉経B48」の自由を高らかに宣言する。

「女に生れて良かったと、心の底から思えるの。もしも転生というものがあるとしたら、次も絶対に女に生まれたい。女であるがゆえの自意識の苦しみに苛まれもしたけど、閉経によってその軋轢からも解放された今、かつての苦しみすら己の糧となっていることがよくわかるの。苦しんだ分、今が楽しい。あの苦しみから学んだからこそ、今の自由が手に入ったのよ。(中略)女はべつに『男の性的対象』だけの存在じゃないよ。女たちの中で女であり続けることだってできるんだもんね」

 このような突き抜けた「女」の達観を持つ「AKB48」の女子と付き合ってみたい……。とか言うと一気にテンションを落としてしまうが、なんというか、男の立場からもとことん共感できる名文だと思う。世の中「女を性的対象」としてだけ見ている男だけじゃないのだから。

 なんだか、カントの倫理則「他人を手段としてだけでなく、目的としても付き合う」を思いだしてしまった。性的余力の低減を感じるお年頃の男子=わたし(あくまでも20代の頃と比べて!)は、「AKB48」よりも「閉経B48」の方に人間としての魅力を感じてしまいますね。でも、だからといって、さあ、熟女キャバクラに行こう、とは思いません。それとこれとはまた別の話ですから。

 しかし「閉経B48」、文章だけでなく中村うさぎさんは、人生そのものにおいて実践しているからこそ、説得力ある宣言となっている。

(「おばさんは不要」発言した石原都知事なんかより)「ずっとずっと明るく逞しく前向きな閉経パワーを振りまいてやるわ!」(前出連載)

 なんだか彼女の勝利宣言のようにも聞こえてくるではないか!

 では「男」に生まれて良かったと、心の底から思えるにはどうしたら良いのか。男であることの自意識の苦しみから、男同士の争い、軋轢からいかにして解放されていくのか。男として味わう苦しみを心の糧にするには、わたしは、まだまだ時間がかかるのかもしれない。

 ヤクザもマフィアも草食系男子も、男としての争い、軋轢の軌跡であり、わたしを含めた多くの男は未だ過程を生きている。しかし、その行く付く先において、それはあまりにも遠い彼方かもしれないが、声高らかに男としての自由を宣言するためにこそ、しこしこと取材、執筆を続けていく他ないのであります。


 

 


『草食系男子の恋愛学』の学習会。

 昨日、私の経営するお店で、『草食系男子の恋愛学』の学習会が開かれた。残念ながら私は出席していないのだが、悩めるイケメン男子たちが、静かにのんびりと本書をつまみに議論を戦わせたという。内容は、おって参加者が報告することになっていますので、しばしお待ちを。

『もてない男』の著者小谷野敦氏が、『草食系男子の恋愛学』の著者森岡正博氏のことを、「ゲイですか?」とブログ上で書いている。私は小谷野氏の本やブログなど愛読しており、その辛らつ極まりない芸風にガクガクブルブルなのだが、しかし、なんでそんなこと言うの、とがっくりする。そういう質問をしてしまうあたり、やっぱり小谷野氏の男子理解は一方的なのかなと思ってしまった。森岡氏は「読めばわかります」といった感じでさらりと交わしているようにみえるがが、小谷野氏の、この挑発なのか、それとも無垢な?なのかわからないが、それこそ男子無理解「芸」なのか、と彼には思ってしまった。

 アングラも一般社会でも同じだが、容姿が悪い、社会的地位が低いなどんど、様々な理由で自信を持てない人間たちの無闇な突っ張りや威張りを「弱者マッチョ」と私は言っているが、すかしてそう言うのはあまりにも簡単で、「強く誇り高き男子」として育てられたにも関わらず、そうなれなかった9割以上の男子が陥るこの状態を、もちろん私自身、抜け出し得ていない。今も酷いが、以前はもっと酷かった。小谷野氏の「ゲイなんですか」発言を読み、「あなたは気がついていないけど、ゲイの素質がある」なんて、何か男女の秘事の全てを理解したかのような超したり顔で私に延々のたまったある30代後半女子のことを思い出してしまった。そういう問題じゃないだろ、と脱力することしきりである。

 しかしまあ、日本では草食系が増えているとはいえ、世界的に見れば肉食だらけなのもまた事実だろう。草食と肉食の相克も単純な経路でまとまりがつくものでもあるまい。小谷野氏の森岡氏に対するこの辺の誤解、無理解を解きほぐすことを、男性学やジェンダー論を研究している人たちに個人的には期待したい(でも、別にいいか)。




『草食系男子の恋愛学』

草食系男子の恋愛学草食系男子の恋愛学
(2008/07/16)
森岡正博

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 男性学が伸び悩んでいるなどと前回記事で生意気にも書いてしまったから、その懺悔の気持ちも込めて、ある本の紹介をしたいと思います。

『草食系男子の恋愛学』(森岡正博 メディアファクトリー)という本で、著者の森岡氏は『感じない男』(ちくま新書)のブレイクで、専攻は違うようだけど結果的に(おそらく)日本で一番「男性学」を啓蒙しておられる方の一人だと私は思うのですが、前傾『草食』では、「モテ=男らしい=できる男」と「非モテ=男らしくない=できない男」の不毛な二項対立に、圧倒的な爆弾を投げつけてくれました。本書では、モテ系ではない男子に対して、女子とのお付き合いのしかたを懇切丁寧に提示してくれているので、読んだ男子の中には涙が出るほど感動する人もいるかもしれない。高校時代の私が読んだら、間違いなく、泣いた。


「この本は、不特定多数の女性からモテモテになる方法を教えるものではない。また、「女を落とすテクニック」を教えるものでもない。この本は、あなたの好きなひとりの女性から振り向いてもらえるようになるためのいくつかのヒントを、あなたに伝えるためのものである。本書が少しでも役立つことができたなら、私はほんとうにうれしい」(前掲『草食』まえがき部分より)


 くだらぬ「男らしさ」からの解放は、その人のためだけならず、周囲の人間のためでもある。肉食単細胞男子よ、せめて私の前だけでも、もう、モテを語るな。頼む!

 とはいえ、私個人の内部では、肉食系と草食系が混在同居していると思うので、なかなか、解決がつかない問題もあった。草食でいようとすると、肉食が頭をもたげるといった感じで、たとえば男子だけの飲み会は、肉食的に振舞えるので圧倒的に楽しいが苦手(不毛だから)、といったわけのわからない状況になったりしている。おそらく私の場合は、実は草食系なのに、無理をしてヤクザやアウトローなどといった肉食系に切り込んだりしていることから(それは職業的にあえての部分もあり、それに意味がある、と信ずる…)、目も当てられないような事態を勝手に招来してしまったりしている。

 そして、やはり否定できないのが「浮気をしてみたい!」という感覚である。今はそれほど切羽詰っているわけではないが、「モナ岡」のみならず、「草食的作法」の実践において非モテを脱却した後の超非モテ君である私も、これはこれで、なにかとウンウン唸ってもじもじクソヤロウしてしまっていることも表明しておかなならん(かもしれん)。「浮気したいの?」「君が傷つくからしないよ」「でも、あなたに無理させたくないから」「えっ、いいの!」って、サルトルとヴォーボワールのアホアホカップルの縮小再生産やないかぁ~い(乾杯)!

 このような非モテの増長、勘違い(たいてい女子に感付かれて未遂に終わる)の他にも、「不倫は文化」の石田純一も「草食的作法」にのっとってる部分もあるだろうし、「フェミニズムはモテるために学んだ」みたいな、似非草食男子=超凶悪肉食男子だって、現実には存在する。前掲『草食』は、そういった「悪用」にも耐え、結果として解体するように相当戦術は練られていると思うが、「浮気をしたい」などと言う自分に当てはめて考えてみると、やはり、心配になる(大きなお世話だぁ!)

 でも、こういった肉食、草食の混在は、多くの男子に共通することだと思うので、その配分は、やはりそれぞれがバランスをとっていく他ないように思える。フェミやジェンダー論の限界点から、残しても良い男性性ってなんだろう?って時おり矢部史郎さんや金田智之君とも話し合っているが、なかなか答えは無いように思える。「ジェンダーコードを大きく踏み外す男子は出禁!」って感じで、その時「男性性発動!」みたいな、「ホストに騙されたホステスを助けるヤクザ(結果としてモテちった)」的使用と構造的になんら変わらない。肉食男子はやはり死滅すべきなのだろうか、といえば、なんだかかわいそう、というかツマラナイような気もする。
  
 とにかくもまあ、「男性学」の存在を知らない男子がいましたら、是非、手にとってみてはと思う良書です。男子同士の戦いと連帯は、新しい段階に入っていることを実感できると思います。

 ちなみに、最近だらだら書いている「中間的共同体」「部分社会」ですけど、それは、単純なる男性性支配にならないということが理想的(というか原則)なのは言うまでもありません。でも、それは草食系男子のリーダーというような、さらに悩ましい問題も出てきそうな気もしますが……(その辺、内田センセイは、微妙なのですよね……)

 ふぅ、これで前田日明とのバランス取れたかな(アホ)。



テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

プロフィール

小野登志郎

Author:小野登志郎
職業 ノンフィクション・ライター。ハードボイルドに疲れてきた三十路後半男。枯れていくばかりの人生を楽しむことにします。

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